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異世界の姫君
極限太陽






体育館内
獄寺と山本は敵の罠にまんまとはまってしまい
霧の守護者、クローム髑髏が人質にリングを要求されていた
敵側の霧の守護者、マーモンが幻術でクロームを苦しめている状態だ

「うぅ…!」
どんどんマーモンの幻術で体に巻き付き締め付ける
触手
気を失っていてもクロームは奇声を上げる

「てめぇ!!」

「やめろ!!」

獄寺と山本はマーモンを見ながら言うが

「まだわかっていないようだね
幻覚を見ている君達に、何の権限もないんだ」

マーモンは止めるきはなく
次は獄寺のリングを持っている左手に巻き付いた

「なっ…!!しまっ…」
リングを握りしめていた手は開かれ
リングは全て床に落ちていった

「おまえ達もここで死ぬのさ
自分の想像力によってね」

マーモンの幻術の触手は
山本にも襲いかかり
獄寺と山本は身動きがとれない状況になってしまった


観覧モニターの方では
綱吉とXANXUSの戦いではなく獄寺達の現状が映し出されていた

「ハヤト達が!!」

「まずいっ
これではどうすることも!!」

焦りの声が行き交うなか
コロネロだけは分かっていたかのように思っていた

「(きたぜ…絶望的ともいえる戦況が…
おまえしか救える男はいないぜ!

ファミリーを襲う逆境を自らの肉体で砕き
明るく照らす


日輪!!)」

ズサァァ

「極限太陽!!」

カァ……ゴォォ


「何だ!!」

「外から!?」

「ムギャ!!」


体育館内が一瞬にして吹っ飛んだ

瓦礫の中獄寺と山本は起き上がる

「ゴホッゴホッ「大丈夫か!?」
ああドクロも無事だ!

一体何だ…?体育館ごとふっとんでる…
奴らは!?」

山本は間一髪の所なんとかクロームを救出したようだ

「ま…まさか今の一撃って!」

「お前は!!」

そこで、体育館を吹っ飛ばした本人

笹川了平が獄寺達の前に出る
痛めていた手で拳を繰り出したので血が出ていながら……

「まどろっこしいのは嫌いでな」


後ろに下がっていろと言われていた唯は
了平の横に来て血が出ている事に
驚いて

自分の服の端を破り了平の手を止血した


「無茶し過ぎはいけませんよ、笹川さん!」

「す…すまない;」

ムッとした顔で了平を下から見上げる
怒っているようで、あまり迫力が足りない

「獄寺さん山本さん無事ですか!?」

「ああ、何ともねーよ」

「芝生頭と来たのか、唯」

唯も一緒に了平と来たことを獄寺達は少し安堵していた
マーモン達には逃げられてしまったので、もし此方に一人で向かって来ていた唯と鉢合わせしてしまったら確実に唯が殺られると思っていたから

獄寺と山本は唯が体力ないのに大丈夫だと言う強がりを分かっていたから、だから唯を逆に俺達と居させないようにした
そしたら戦闘を回避出来、無事ですむから

「あ、その子も守護者さん何ですか?」

「あ、ああ
こいつは霧の守護者、クローム髑髏ってんだ」

「唯、山本早くマーモン達を追わねーと
十代目の戦いの邪魔になっちまう
行くぞ、ほら芝生頭も!!」


「はい、獄寺さん!」

そんな事を話した後
唯達はマーモン達が向かったと思う
大空戦が行われている場所に向かった



一方、観覧モニター前では
ディーノがかなり驚いていた

「唯ーーーーーー!!!!!?

な、何で此処に居るんだ!?」

リボーンはディーノを見上げながら

「なんだ、ディーノ
おまえ唯が此処に居ること知らなかったのか?」

その問にディーノは困ったような、焦ったような表情で
「あ、ああ
昨晩には居なくなっていたらしく、俺の部下が
また雷戦の時みたいにすぐ戻って来ると思ってたらしく俺に知らせなかったんだよ
俺は9代目の事で忙しいだろうと
だが、今日の夜になっても戻って来なくて
それで部下がこれはヤバイとついさっき俺に報告してきてさ……」

リボーンはディーノの話を聞いたあと
溜め息をつき、

「ディーノ、オレはお前に唯の事を頼んだろうが
唯はある意味特別な存在だから誰から狙われてもおかしくねー状態だと

なのに、まんまとヴァリアーに唯を連れ去られやがって
どうりで、唯は此処にきたときも眠ってた訳だな
眠ったまま連れ去られたんだからな…」

「わっ悪かったて、リボーン;」



ディーノは昔、リボーンの生徒だった頃のように
リボーンに謝っていた






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あきゅろす。
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