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異世界の姫君
生きていた人



ハァ……ハァ…


汗が凄い…体がだるい…
早く獄寺さん達を追わなきゃいけないのに……

…体に力が入らない…

唯は以前と動けないままでいた
着々と体力は回復ではなく、消耗していっていた

そんなとき足音がした
唯は敵の人かと思ったが

「極限にお前は唯ではないか!!」

綱吉さん達と一緒に居るのを見たことあったので
敵ではないと気づいた

「あ、えっと(そうやぁ、名前知らなかった…)」

「俺は笹川了平!!並盛中ボクシング部主将
極限に宜しくな、唯!」

「は、はい…」

凄い熱血の人?なのかな…
なんと言うか凄い気迫…

「ところで、お前は何故そこに座っている
体調でも悪いのか…?」

「…少しだけ…」

「よし、なら俺が極限におぶってやる
さぁ、乗れ!!」

了平はそう言うと背中を唯の方に向け
しゃがんで乗れるようにしてくれた

あ、よく見たら笹川さん傷だらけだ
この人も毒を注入されて、解毒したばかりで
体が辛いと思うのに……
人のことばかり気づかうなんて凄い人だな

なんか、私も負けて居られないな…

「ありがとうございます、笹川さん
でも自分の足はちゃんとあるので歩けます」

唯は体力がなく動かない体に
ムチうッて立ち上がった

「うむ、そうか
なら唯も極限に獄寺達の後を追うぞ!」

「はい!!」

なんの力も残っていなかった私に
笹川さんは大きな優しさとやる気をくれたから
私いま立って歩けているんですね

本当に感謝ですね、笹川さん


二人はなるべく急いで
獄寺と山本が向かった体育館に向かった




ところかわって
観覧モニター前では驚きの光景が広がっていた

バジルは顔を真っ青にして
死んだのだと思っていた人物が目の前にいることに
驚いた

「……そんな…
信じ…られない…!

生きていたなんて!!
スクアーロ!!」

「雨戦の日 部下をB棟に忍び込ませていたんだ…
山本を救う為にな
だが、水槽に落ちたのはスクアーロだった…

かろうじて助け出したが瀕死の重体…
なんとか腕の立つ医者とでかい設備のある病院を
探して大手術だ…」

「そ…そんな事…………!!

!それでディーノ殿は雨戦に来れずに…………!!」

ディーノが話した後
バジルは何故雨戦にディーノ来れなかったのかが分かった

すると、そこでチェルベッロの女の人が
やって来た

「!あなたはスクアーロ!!」

「おい、ねーちゃん達
今頃そいつをフィールドに入れるのは無理が
あるんじゃねーか?」

シャマルはチェルベッロは今から
スクアーロをヒィールド内にいれるために来たのだと思った

だが、返ってきた言葉は訳が分からなかった

「わかって…おりました……」

「?」

「ただし全員観覧席に入ってもらいます」

「いいぞぉ………
その怒りがお前を強くする「!?」

その怒りこそがお前の野望を現実にする力だ
その怒りにオレは憧れ、ついてきた」

スクアーロはそう言いながら
モニターに写っているXANXUSを見ていた

XANXUSと綱吉の戦いは
綱吉がXANXUSを押している状態だったが

XANXUSは綱吉にやられるほど
炎の威力をあげていった

綱吉はそのXANXUSの姿を見て
何かを直感したのか、XANXUSとの力押しの対決に入った


ゴォォォオォォォオン

両者の間から周りに円の光が表れ破裂した

煙のなか現れたのはXANXUSであった
XANXUSが現れた時、XANXUSの勝利だと誰もが思うなか、リボーンはいちはやく気づき
「奴の手を見ろ」と言った

XANXUSの手は凍っていたのだった




綱吉が初代ボンゴレのあみだした零地点突破
を使ってXANXUSの手を凍らせたのだった









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あきゅろす。
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