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異世界の姫君
眠っているのに涙




綱吉side


「……つ…なよし…さ…ん…」



唯ちゃんは小さな声で
俺の名前を言い、

すぐに意識を失った


俺は今
リボーンの撃った死ぬ気弾で
ハイパー死ぬ気モードになっている

それのおかげで唯ちゃんが
落ちてきたのをなんなく
キャッチ出来た


シュウゥゥゥゥウッッッ


「リボーン、唯ちゃんまた
意識を失ったんだ

落ちたからショックを
受けて意識を失ったのかと思うけど

…でも
違う感じもするんだ………」

「(……ツナの奴、変なところで
無意識に超直感を使いやがって…)

とにかく、唯を下に連れていけ
迎えをよこしたから」


リボーンが下に行けといった
直後
チェルベッロの人達に待ったをかけられた

「…………明晩のリング争奪戦の
対戦カードを発表します


明日の対戦は………嵐の守護者の対決です」


「唯が来て忘れてたけど
戦いの話しだったな

次は獄寺だな」

「お前なら大丈夫だな
まかせたぞ!」

「あ……ああ……


(やべぇ…
もうかよ……っ

まだ技が完成してねーってのに)」


次の戦いは獄寺君か
やってくれそうだけど

無茶しなきゃいーけど……


「…………
ベルか……
悪くねぇ……」

シュッ

「ボス


雷のリングだ
納めてくれ」


「いらねぇ

次に醜態をさらしれみろ」

「死にます」

バッ

「XANXUS…!!」


「家光、おまえは
イタリアへ飛べ、9代目が気がかりだ」


「……すまん、リボーン

ツナを……
あいつらを、頼む……」

「まかせとけ
あいつらのことは、おまえより
オレの方がよく知ってる」



「ランボ」

俺は唯ちゃんを抱えたまま
ランボの様子を見に行った

近づいたら
驚いた


あんな大怪我をしていた、ランボは
傷一つなく眠っているだけだった


唯ちゃんって凄っ!!!!

ランボの傷全部治してる

ランボに向けていた視線を
唯ちゃんに向けた

すると


「……唯……ちゃん……?」


唯ちゃんは泣いていた


雨が降ってるから最初は
そのせいだと思ったけど

でも

ずっと見ていると、
閉じている瞼から
次々に涙が出てきていた


「十代目!!唯!アホ牛!!」

「大丈夫か!?」

「沢田!!」


俺が唯ちゃんを見ていると
獄寺君達がランボと唯ちゃんを心配して
来てくれた

「アホ牛の傷全部なくなってる……
あんな重傷の傷を唯は一瞬で治したんすか……!」

「なんつーか、すげぇな唯って」

「極限に分からんが、
ランボの傷がないのはその女子のおかげなのだな」


「………」

「「「十代目?/ツナ?/沢田?」」」

俺が黙っていたら
獄寺君達は不思議に思ったみたいだ

そんななか、父さんの所にいた
リボーンが俺達の方に来た

「どうした、ツナ

何ボケッとしてやがる
早く唯を下に連れていけ」


「…………リボーン……

唯ちゃんが……… 泣いているんだ…」


リボーンは俺に近づき、
唯ちゃんの顔を見た

「(…唯の奴、夢の中まで
痛みが入っているのか……


このままだと、痛みが波うってきて
起きるかもしれねぇ

早く病室に戻して、睡眠薬を飲ませねぇと)」






リボーンは唯ちゃんを見たまま無言で
何かを考えているようだった





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あきゅろす。
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