[携帯モード] [URL送信]

異世界の姫君
記憶の存在


綱吉side




ディーノさんとの誤解が解けて、
唯ちゃんは本が入ったバックを置いた場所に
取りに行った

「ツナあの子何者なんだ?
悪いやつじゃないみたいだけど…
日本刀に見える
変な力を持った刀を持ってるし……」


ディーノさんはバジル君に目を向けた後
俺の方を向き、質問してきた

「俺も唯ちゃんの事何も知らないんです
数日前に河原で倒れてるのを見つけて
家で保護することになったんですけど、
俺や他の皆も
唯ちゃんの事、記憶喪失だと思ってたんですよ」

「俺は違うって気付いていたぞ」


「なっ!リボーン!
いつの間に!!? 」

ディーノさんと話していたら、突然リボーンの声が足下から聞こえて、
驚いてリボーンを見た

「……はっ!
そんなことより、何時から気付いていたんだよ!!?

全然気づいてる素振りも見せなかったのによ!!!!」


「当たり前だぞ
俺は一流の殺し屋なんだぞ
そんな素振り俺が見せるわけねーだろ
ダメツナ」

はいはい
お前って奴はそうでしたよ……;

グッ!


「イデデデデデデッッッ!!!!」

俺がそう思った次の瞬間
リボーンに腕を捻られた


「お前の考えてる事はお見通しだぞ」


マジでいてー!!!!
リボーンの奴、手加減しろよー;

「……まぁ、リボーンそのくらいにしてやれよ

で、話しは戻るが
リボーンは何故あの子が記憶喪失じゃないと
気付いたんだ?」

ぱっ

リボーンは俺の腕を離し、
ディーノさんの方を向いてニヤリと
しながら答えた


「そんなの簡単だ
人は記憶喪失の場合、欠けてる記憶を
喪った直後には普通記憶について話せない

でも唯は起きてすぐに服に気付いた
それは、自分が着ていた服を覚えていたって事だ

俺が記憶喪失か?って聞いたときも
唯は何も言わず、それを固定と周りがとり、
記憶喪失って事になった

色んな所で、
唯自身を本人は気づかずだしていたしな
それでだ」

「……なるほどな、流石リボーンだな」

じゃぁ、唯ちゃんは元々記憶を喪っていなかったって事だよな……

「…イッッ…でもさ、リボーン
一つ疑問があるんだけどさ
唯ちゃんは記憶を喪っていないのに、
何で図書館に行って
小学生でも知ってる事なんかを調べていたんだ?
記憶はあるんだから、そんなの必要ないと思うんだけど……?



「そこは俺にもわかんねぇぞ
今からどうせ、全部事情を聞くんだろ
唯は後で話すって言ってたしな…」


「そうだった……

はっ!それにしても、リボーン
何で俺がロン毛の人に殺られてる時助けてくれなかったんだ……!!?
唯ちゃんが助けてくれなかったら、俺今頃
御陀仏だったかもしれないのに!」


「またその話しに戻るのか
はぁー俺は奴に攻撃しちゃ
いけねーことになってるからな」

「な…何でだよ」

「奴もボンゴレファミリーだからだ」

「えー!!?何だってーー!!?
俺ボンゴレの人に殺されかけたのーー!?

ど……どーゆーことだよ!?」


「さーな」

さーなーってお前なーー!!!!

ファンファン……


「ボス、サツだぜ」

「ああ…

ツナその話はあとだ
廃業になった病院を手配した
唯を呼んでこい」

ディーノさんは、眠っているバジルくんを背負い
警察が来る前に此処を立ち去るらしい

色々面倒らしく……;

「あっ!待って下さい!!
獄寺君と山本が……!!」


「あいつらなら心配ねーぞ」

リボーンが俺の言葉を遮ったので、
リボーンの方をむこうとしたら、
獄寺君と山本の声がした

「大丈夫か、ツナ!」

「いったい、何なんすか?
奴は?」

「二人とも!!」

二人とも起きたんだ
良かった
傷も唯ちゃんが綺麗に治してくれてたし…

「お前らの戦闘レベルじゃ
足手まといになるだけだ

とっとと帰っていいぞ」

いきなりリボーンが俺たちの間に入ったと思ったら、とんでもない事を言った

「「!」」

「リボーン何てことを…!!」

「唯を連れに行くぞ」

「わっわっちょっ おい!!」


獄寺君達を残し、俺はリボーンに引っ張られ
唯ちゃんがむかった方に行かされた

俺から手を放したリボーンが
前を向きながら話し出した

「本当はあいつらも感じてるはずだ

あれだけ一方的にコテンパンにされて
あたわた煮えくり返ってねーわけがねぇ
今はほっとけ」

リボーンって考えてないようで、
ちゃんと考えてるんだな…

歩きながら俺はリボーンを改めて凄いと思った

歩を進めていくうちに、唯ちゃんが見えた
でも、何か様子がおかしかった

とたん、

唯ちゃんがカバンを持った瞬間
倒れた

俺はすぐに唯ちゃんに駆け寄った


「唯ちゃん大丈夫!!!?」
呼んでも返事がない
意識を失ってる

「……
ツナ唯をディーノの所に連れていくぞ」

リボーンは俺の後に続いて来て、
すぐに指示をだす

ロン毛の人に
致命的な傷でも負ったのかな…

俺は、さっきの戦いでだと思っていたが、
リボーンはこの時、別の事を考えていたみたいだった




綱吉side
ー終わりー


[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!