異世界の姫君
四季桜
キイィィィン!
綱吉さんが殺られる寸前に私は綱吉さんの前に出て、ロン毛さんの攻撃を自分の刀のイノセンスを使い上手く防御した。
ふぅ…危なかった〜;
「唯…ちゃん…?」
綱吉さんはつむっていた目を開けて、私の方を見た。
「… う"お"ぉい
俺の攻撃を防御するなんて
おまえ何もんだぁ!」
いきなり私にロン毛さんが質問をしてきた。
…大きい声で
こんなに近くにいるのに…;
「…はぁ…何者って言われても、
一様ただの人間だと思うけど…?」
「はあ"ぁ!!?」
「なに答えちゃってんのーー!!!?
って唯ちゃん何で此所にいるの!?
その人危ないんだよ!早く逃げて!!」
綱吉さんこそ逃げた方がいいと思うのですが…;
それに、私の実力まだ全然見せてないのに、
ロン毛さんから逃げるなんて嫌ですよ。
自分は弱いですって言ってるようなもんじゃないですか!
「 まぁいい…
女、俺の邪魔をすんなぁ!!!
三枚におろすぞぉ!!!!」
ロン毛さんは、私が邪魔だったらしく、
すっっっっっごい殺気を私に向けてきた。
「ひいぃぃぃっっ!!!」
私の後ろで綱吉さんがわめいている。
こんな殺気全然平気なのにな……
まぁ、最初にリボーンさんに挨拶をしたときも
殺気向けられたけど
あれは私が一般人かもしれないと思ったのか
弱かった。
度々教団で神田の殺気受けてたら、
いつの間にか涙は出なくなったし
身体が平気になったみたいだ。
ああ…私も少しずつ成長してんだなぁ…
…てゆうか、このロン毛さん失礼だ!
「 あのっ!私女って名前じゃなくて
ちゃんと唯って名前があるんですけど!!!!」
「は…?」
「 えっ?
今の状況で言うこと!?」
「だって、失礼ですよ!綱吉さん!
あのロン毛さん、世界全員が女って名前じゃないのに!私の事女って呼ぶんですもん。私の名前は唯なのに!」
綱吉さんの方に向かって、
文句を言ってると、後ろから
殺気を消したなにかが瞬間的に私に向かってくる気がした。
ドゴオォォォン!!!
「!!!唯ちゃんっ!!!!」
砂埃が視界を遮り、唯とロン毛が綱吉からは見えなくなった。
「う"お"ぉい!!!
ちまちまうるせぇんだよぉ!!!
邪魔したら三枚におろすといたからなぁっ!!!!」
ロン毛は確実に仕留めたつもりだったが、
砂埃が薄れるていくうちに
唯を刺した筈の剣に違和感が出てきた。
「…軽い!?仕留めた筈だがっ…
………紙!!!?なんで紙が!!?
じゃあ、あの女は何処にいったぁ!!!」
「本当……ロン毛さん嫌いです!
不意打ちなんて、卑怯ですよ!!!」
「ん?上から声が…って唯ちゃん!!!!
いつの間にっ!!!?」
「う"お"ぉい!!!!
あの女いつの間にあんな上まで…!!!!?」
あっ綱吉さんにイノセンスの事話してないの
すっかり忘れてた…;
綱吉さんやリボーン達には後で説明しないとなぁ……
ついで言うと、今私は上空にいる。
ロン毛さんが後ろから、殺ってくるのを察知した私は、地面をおもっいっきり蹴り
一瞬で上空に避難。
ロン毛が私の代わりに
刺したつもりの紙は、
私のイノセンス
四季桜の力を使った。
ー秋桜ー
この力は主に強い幻術だと、私は思っている。
紙を出しそれを四季桜で傷付け、私の身代わりに飛ばした。
すぐに刺されていた私が紙って分かったってことは、より強い幻術を見たことあるか……
実力で……か…だな…。
こりゃぁ、
そろそろ本気出すかな……
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