異世界の姫君
心の震え
ポタッ
ポタッ
此処は何処…
ポタッ
何の音…?
ポタッ
ポタッ
{……唯……}
?
後ろから声がする…
振り替えると…
きゃあぁぁぁぁぁ!!
「唯ちゃん…!唯ちゃん!!!」
「おいっ!唯!!!」
「唯!!!」
「……あ…っ」
いつの間に寝てたんだろう私……
目を開けたら、私の回りに綱吉さん、武さん
獄寺さんが心配そうな顔で私を見ていた。
「大丈夫!?唯ちゃん。魘されていたみたいだけど…;」
「 けっ!なんか悪い夢をみたんだろ。」
「顔色悪いぜ、唯」
夢を見てたんだ…
また、ロードが仕掛けたのかな
………でも 、
あんな夢見たくなかった
現実味があって、怖かった…
……悲しかった……
私だけ置いていかれる夢を見たときよりも…
もっと、ずっと…
怖い夢
「 … っ…」
「 わゎ!…唯ちゃん!?」
「 あっ嫌、いっ言い過ぎだったっ!」
「 だっ大丈夫だからさっ!」
私が泣き出したから、綱吉さん達に迷惑かけている。
でも、止まらない。
身体が心が恐怖で、震えている。
「 どうしたんだ、唯」
「リボーン!」
リボーンさんが帰って来たらしく、私の肩に乗って声を掛けてきた。
でも、今は返事を返す心の余裕がなく、
口からでるのは、悲しみの声だけだった。
「……ツナ、唯を部屋に連れて行って寝かせてやれ。」
「 えっ…あっ分かった。」
リボーンさんは、私が一人でいたいという気持ちが分かったみたいに、綱吉さんに言った。
「唯ちゃん俺の部屋に行こう。」
手を引かれて、
2階へ。
綱吉さんのベットに横に、ならせてもらって、
頭を綱吉さんに撫でられた。
そうされると、いつの間にか私は眠っていた。
眠りに落ちる前にもうあんな夢を見たくないと
思いながら……
アレンが血塗れで私を呼んでる姿を…
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