異世界の姫君
不思議な少女
俺は、 すぐに倒れている女の子に駆け寄り声をかけた
「あの!大丈夫ですか!?」
返答がない
「とっ..とにかく引き上げないと!!」
グッ!
お......おっもーーーーー........
タッタ!
「十代目!」
「ツナっ!」
獄寺君と山本が俺を心配して、降りてきてくれた
「獄寺君!山本!」
助かった!俺一人じゃ、この女の子を引き上げるのは無理だ;
変わった服に河の水が染み込んで重くなってるみたいだし....
「「!?」」
あっ.. 獄寺君達も、この女の子に気付いたみたいだ
「十代目その子は....」
「ここら辺じゃ、見ない顔だな..
服も見たことないの来てるし」
「俺もさっき落ちて来て、気付いたんだ。」
獄寺君達に話しながら、俺はその子の手を握った
「っ....!!!!」
驚いた
この女の子の手は、とても
冷たかったのだ......
「十代目?」
「…獄寺君....山本....この子の手..凄く..冷たい....」
「「!!」 」
その温度はまるで、死んでしまった人のような冷たさだ..
「死んでるんすか…?」
「わ..分かんないよ..」
「生きてるかもしんねーだろ?」
何か、二人とも顔が真っ青だ。
多分、俺もだけど....
病院に、連れて行くにも、ここら辺に病院はない
町中なので、歩いていける距離ではないのだ
そんな事を話し合っていたら突然、
俺達三人の以外の、声がした
「…ぁ....れ…ん…」
その声は倒れている女の子からだった
「まだ生きてる!!!!」
「 大丈夫っすか!?」
「おいっ!しっかりしろっ!!」
一瞬うっすらと目を開けたが、またすぐに目を閉じ眠ってしまった
早く、この女の子を医者に見せないと!
でも、病院は遠いし
あーもう!!こんな時、リボーンがいたら!
......そうだよ!!!
「山本!この子背負って!!!」
「えっ..ああ.分かった!」
「ですが十代目この近くに病院は在りませんよ!」
「 うん、分かってるよ
此処からなら、一番近いのは
俺ん家だから、運ぼうと思って
それに、家にならリボーンが居ると思うから」
「成る程、流石十代目!!!」
山本が、女の子を引き上げ、
おんぶをした
流石山本、野球部のレギュラーをとれるくらい、鍛えてるだけはある
俺たちは、急いで俺の家に向かった
山本は、背中にいる女の子に、振動が伝わらないように、気をつけて走って..
女の子は、息はしてるものの、だんだん荒くなっていた
早く、リボーンに見せないと!
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