異世界の姫君
勘
コンコンッ
ガチャッ
「 綱吉さん。本を返したいので
一緒に行ってもらえませんか?」
図書館に返しに行くにしても、私一人で行くのは駄目だとリボーンさんに言われているので
綱吉さんに頼みに2階の綱吉さんの部屋に来た。
「あー…ごめん、唯ちゃん。
今から獄寺君達と宿題をする事になってるんだ。」
「あっそれならいいですよ。
本なら明日返しに行くので。
…そうやあ、綱吉さん。リボーンさんとビアンキさんは?」
「リボーン達なら用事があるって何処かに行ったよ。」
「そうなんですか…」
…ピンポーン
「 獄寺君と山本が来たかな」
「 私が出て来ますね。」
「 あっ…ありがとう唯ちゃん。」
タン
タン
下の階に降り
玄関に向かい、扉を開ける。
ガチャッ
「 獄寺さん。武さん。こんにちは。」
「開けるのが遅ぇぞ!唯」
「 ちーっす、唯!」
扉を開けると綱吉さんが言ったとおりに
獄寺さんと武さんが立っていた。
獄寺さんと武さんを家に入れ、2階に向かった。
綱吉さんの部屋に入る時、
「失礼します!十代目!」
「お邪魔するぜ。ツナ。」
ちゃんと挨拶して部屋の中に入っていた。
私もあんなふうに、ちゃんと挨拶して入った方が良いのかな?
「 ハハ…唯ちゃん。そういうの良いから普通に入ってきて…」
「ぇっ何で私が考えてる事分かったんですか!?」
綱吉さんはエスパーだったんですか!?
「ただの勘だよ。間違ってもエスパーとかではないんで…;
大体唯ちゃんならそう思いそうだなと思っただけだよ;
何か当たってたけど。」
勘でも凄いですよ!
当たってるんですから。
将来は占い師とかやれそうです!
「他人の心まで分かるなんて、
流石です。十代目!」
「ハハッ!まぁ兎に角宿題しようぜ。」
「そうだね…。」
「唯。てめぇ俺達の邪魔すんなよ!」
「あっはい。もちろんです。」
そんな話をしたあと、綱吉さん達はノートと紙を何枚か出して宿題を始めた。
私は邪魔にならないように、部屋を静かに出て
ランボ君達が寝ている居間に向かうことにした。
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