異世界の姫君
悪魔払い
お昼になったらしく、ビアンキさんに声を掛けられたので本を片付けて、何時ものように図書館のお婆さんに挨拶をしてビアンキさんと帰宅した。
お昼ご飯を食べ、フゥ太くん達と遊んで
寝かせて、図書館で借りて持って帰ってきた本を読もうと
ベランダに出て座り読み始める。
あっちなみに、ビアンキさんはリボーンさんを追ってお昼ご飯を食べた後綱吉さん達が通う学校に行った。
奈々さんはさっき電話に出た後何故か、嬉しそうに夕御飯の材料を買いに言った。
お昼過ぎたばかりなのにと思った。
パラ…
ページをめくり、内容を読む。
回りの音が聞こえないほど集中してて、借りてきた本30冊を全部読み終わって閉じて
ふと、この家の入り口の方を見たら
綱吉さんが帰って来た。
「 …あっ… 綱吉さん。お帰りなさい。」
「唯ちゃん…ただいま!
また、本を読んでたの?」
私が綱吉さんに声を掛けたので
綱吉さんは私に気付きベランダに座っている私の方まで来てくれた。
「 はい。
今丁度読み終わったばっかりなんです。」
「えっ!こんなに読んだの!?
俺には無理だな…;」
綱吉さんは苦笑いをしながら、私が読んだばかりの本を見ていた。
「ん…?分厚い本ばかりなのにこれだけ他と違って
薄い本だ。」
そう言った綱吉さんは、分厚い本で埋もれている
薄い本を引っ張り出した。
「 あっ!綱吉さんそれはっ…!」
スッ。
「…悪魔…払い…?」
あー…それはあんまり見てほしくなかったです…
記憶喪失っていう設定で、世界の地図やこの日本の地図、歴史
そういうの調べるなら、何も覚えてないからで済むけど…
さすがに……悪魔払いについて調べてたら……
… とうとう……頭いかれたかって感じだよね…;
「…ホラーとか好きなの;唯ちゃん…;」
「 あっえっ…多分?」
ホラー好きとか思われたんだ…
良かった…。
私が悪魔払いについて調べてたのって、
エクソシストって言うからなんだよね。
私もエクソシストだから、悪魔払いのエクソシストってどんなのかなって思って…
「唯ちゃん…多分って…;」
「 本片付けないとですね。
綱吉さんは着替えて来たらどうですか?」
「 あっそうだね。じゃあ、俺着替えて来るね。」
綱吉さんは家の中に入り、自分の部屋に向かった。
ホッ…
話しそれて良かった…
さっ本をバックに全部入れて
もう、読んじゃったし
返しに行こうかな。
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