異世界の姫君
日々
私が初めて綱吉さん達と会ってから数日がたった。
私の最近の日常は、
午前中はリボーンさんに付き合ってもらい、図書館へ調べものに
でも、たまにリボーンさんに用事がある時はビアンキさんに付き添ってもらっている。
ビアンキさんとは、恋について熱く語ってしまい、結構仲良くなりました。
恋についてと言っても、図書館で恋愛小説を読んだのでその内容を話しただけですけどね…
午後は綱吉さんの家に戻り大体はフゥ太くん達と遊んでたり、
後は、綱吉さんが帰ってくれば武さんや獄寺さんも遊びに来たりで
二人と話をしたりしている。
だから、この数日の間で結構二人とは仲良くなったと思う。
武さんは学校であった色々な面白い話をしてくれるし、獄寺さんは逆に私の図書館で読んだ本の内容の話をぶつぶつ言いながらも、聞いてくれていた。
私が妖怪や世界の七不思議についての本を読んで良い内容でした!と言ったら、すっごく共感してくれた。
こんな感じが私の新しい日常だ。
今日もそんな感じで、午前中は図書館へ調べものをするために付き添いをビアンキさんにお願いした。
リボーンさんにお願いしようとしたけど、今日はリボーンさんは綱吉さんに付いていき一緒に学校に行ったので…
赤ちゃんも学校に行くのかなと少し疑問に思った。
「ほら、唯行くわよ。」
「あっはい!いってきます!」
「 いってらしゃい。唯ちゃん。ビアンキちゃん」
奈々さんが玄関で私とビアンキさんに微笑んで手をふってくれた。
ビアンキさんとリボーンさんについて話していたら、あっという間に最近欠かさず通ってる古い図書館に着いた。
「 いつ見ても、古いわね。」
「はは…;そうですね;」
そんな会話をして、図書館の扉を開ける。
中に入ると、受け付けにいつもいる優しそうなお婆さんがいる。
「 おはよう。唯ちゃん、ビアンキちゃん。今日は何を調べるんだい?」
欠かさず通っているので、
よくこのお婆さんに私は、
本を読んでも分からない事を質問するようになり、いつの間にか色々な話をする中になっていた。
リボーンさんやビアンキさんも私に付き合ってよくこの図書館に来るようになったので、このお婆さんとは仲良くしてる。
ビアンキさんなんて、お婆さんの恋愛経験を聞いて喜んでいた。
「おはようございます。
…そうですね。今日は、
国々について調べて見ようと思ってます。」
「じゃぁ、私は何か面白そうな本を読んでいるわ。
お昼頃になったら、声をかけるわね。」
「 あっ…はい!お願いします!」
「 国々か…なら奥の方の本棚に色々な国についての本があるよ。ビアンキちゃんが好きそうな本はそこの本棚だね。」
「そうですか。じゃあ早速読まないとですね。
ありがとうございます!お婆さん。」
「 私が好きそうな本…そう。ありがとうお婆さん。」
「どういたしまして。」
お婆さんにお礼を言い私はすぐに奥の本棚に向かい、読みたい本をざっと10冊ほど選びそれを持って此処に最初に来たとき、気に入った席に座り本を開き読み始める。
ビアンキさんも、本を選び私の隣の席に座って読んでいた。
パラ
…パラ
静かな室内
本をめくる音しかしない
それが、私にとっては凄く心地いい。
これが私の最近の日々の過ごし方である。
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