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異世界の姫君
覚悟







「ボンゴレリングはあなたのものじゃないです
………白蘭

おしゃぶりはアルコバレーノのもの
ボンゴレリングはボンゴレファミリーのもの
それは真理です

なのにあなたは
73や唯様を手っ取り早く安全に手に入れるため
無理矢理チョイスを開催し
73、そして唯様を賞品にしました

私の魂があるかぎり、73の一角を担う
大空のアルコバレーノとしては

それは許しません

すなわち73争奪戦は認めません
ーーーーーチョイスを無効にします!!

ボンゴレリングを渡さなくていいです!」

ユニはそう力強く言った
今のユニは強くそれはボスとしての威厳であった
ユニの発言は綱吉さん達をかなり驚かせていた

しかし、そんなにユニ対し白蘭さんは

「プ、ハハハ!!

確かに大空のアルコバレーノには
73の運用について特権が与えられている
らしいけど、
僕を怒らせるのはどうかと思うな…

ボスのユニチャンが裏切ったとして…
残されたブラックスペルが
どうなってもいいのかい?」

「!!」

それって…ユニの大切な仲間であり
ファミリーの人達を殺すってこと…?!

「まぁ奴らはユニチャンにゾッコンみたいだから
煮ようが焼かれようが大喜びかもしれないけどね」

!!!!!
やっぱり、白蘭さんはユニが帰ってこないなら
ユニのファミリーの人達を殺すきなんだ

この人は
どれだけ、人を傷つければいいのだろう

「な、それって…人質ってこと!?」

綱吉さんが顔を真っ青にしながら、言った
私はユニを見た

「っ………!!!」

ユニの顔は覚悟していたそんな表情をしていた

「………みんなは……
わかってくれます」

辛くて苦しくて、でもこうなることを
分かっていたんだ
だから、考えて悩んで苦しんでそれでも
この決断にいたったんだ

底知れない覚悟をしたんだね、ユニ

「え、でもそれって……!!
仲間を見殺しに…!?」

違う、違うよ綱吉さん
ユニは…綱吉さん達や他の人の
これからを、未来を守るためそう決断したんだよ

ユニは本当は何よりもファミリーの人達を
守りたいはずだよね
………なのに
ファミリーの人達をとったら世界の人達の未来が
消えてしまう、そう分かっているから

だから、決して仲間を選べなかった

先を見透す
巫女として生まれたユニの枷だから、

「あとは、お前だけだぞツナ
「え!?」
ユニに守ってほしいと頼まれたのは
お前だ

どうするんだ?」

「だ…だって…
この子の仲間が………!!」

綱吉さん、気づいたようだね
…………ユニの覚悟を

ーーーーーーーガッ

「くるんだ!!オレ達と一緒に!!
みんな!!この子を守ろう!!」

綱吉さんはようやくユニを守ることを
決意したようだ


……ねぇ、ユニ
どんなに先が視えても人の暖かさや、思いは
実際に会って話して感じて見ないと
分からないものだよね

私はそれを、アレン達皆のおかげで気づけたんだ
だからこの力は使わなくなったんだ

視える未来はどうなるか
そんなの、視たところで今が変わるわけではない
もし残酷で悲惨な未来だったら生きるのが……
先へ進むのだ嫌になってしまう

ならさ、そんなの視ないで
一生懸命に今を生きて、その未来が来たら
……もし死んじゃうときがきたら、

私は精一杯に仲間達と大切な人達と生きた
そう思おうと思ったんだ

私の人生はそう長くまでは続かない
四季桜が私の内に戻ってきたときから

それはもう決定になった

だから…残り少ない命だから
私はこの命をユニや綱吉さん達を守るために
使おうと決めたんだ

これが私のユニのような強い覚悟だ








でも、最後には
アレン達皆に会いたい

それは、多分私の最後の願い




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あきゅろす。
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