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異世界の姫君
待人



ストッ…

「大丈夫か、唯」

「…なんとか……」

私達はようやく綱吉さん達の所へ合流が出来、
今私は疲れによりくらくらながらも
武さんさんに支えてもらいながら幸の
背中から降りた

本当は幸の背中で横になっていたい所だけどそれではイノセンスをずっと発動しとく状態に
なるので私にそして幸にも負担がかかってしまう
だから、幸から降り、イノセンスの発動を解除した

幸は元の小さい姿に戻り私の肩に乗った

「まだ、話中だな
辛いんなら俺がおぶるぜ、唯」

私達は綱吉さん達がいる所の少し後ろの方に
着地している
だからか、綱吉さん達は誰も私達が戻ったことに気づいていない(リボーンさんとディーノさんスクアーロさん以外は)
白蘭さんたちは角度的に気づいているが
話を続けるため話しかけてはこないようだ

「支えてもらってるだけで…十分です
ありがとうございますね武さん」

腰に腕を回して私が崩れてしまわないように
支えてくれている武さんは何気に紳士だな…

あ…綱吉さん達が悔しそうな顔をしている
再戦を望んだのにばっさりと断られたのだろう

本当に私達は彼らに負けてしまったんだ……


ーーー「私は反対です」


?、

ーーーー「白蘭、ミルフィオーレの
ブラックスペルのボスである私にも

決定権の半分はあるはずです」

誰だろあの女の子……


……でも、どこかで見た気がする子
あんな子会ったことはないと思う…

じゃあ、どこで?

「?どうかしたか唯」

「え……あ、いえ
別に何でもないです」

ついぼーと彼女に見いってしまい、武さんに
心配をかけてしまった
駄目だ思い出せない

コン
「ん、大丈夫だよ幸
少しぼうっとしただけだから心配しないで…」

幸は顔を私の頬に刷り寄せ
心配してくれた

「おじさまーー!!?
この赤ん坊の事をおじさまーー!?」

突然の綱吉さんの叫び声に視線をそちらに向けると
リボーンさんとじゃれあってるように見えた
ふっと思わず笑いながら見ていると

「はじめまして、ボンゴレのみなさん」
ニコッと可愛らしい笑顔でそう言う女の子

その時頭がツキッと痛んだ気がした
何かが頭の中に表れて消えていった
一瞬頭のなかで浮かんだ顔はあの女の子にそっくりの優しい顔で笑っていた

やっぱり私は彼女を知っている
そう思った

コツコツ

そう考えていると此方に向け足音が聞こえた
いつの間にか目の前には彼女がいた

ニコッ

「そして…私達でははじめましてですね唯様

…ずっと唯様が此方の世界に
戻ってこられるのを待っていました」


「「「「!!??」」」」




「!」

ーーーーあ、思い……出した

彼女は………

「此方の世界に戻ってくるのを待っていたって
どういう事だ、ユニ

お前は唯と知っているのか?」

リボーンさんがユニさんの隣に来て
驚きながらそう問いかける

「はい…リボーンおじさま
唯様は73の核に当たる
人物であり、それそのものでもあるんです

そして、巫女である私の血族の
最初の一族でもあるんです」

「!?73の核に、ユニの血族の最初の一族!?」

「な!?待ってそれじゃあ、
唯ちゃんは元々この世界の人物だったってこと!?」
綱吉さんは私を見ながらユニさんに問いかけた

「はい、そう言うことになります
唯様のおばあ様由李様がプリーモの時代
彼らを守るためこの世界を去ってから

私達はずっと、唯様たちの
一族が戻ってくるのを待っていたんです」

「ユニさん……」

涙ながらにそう言うユニさん

彼女達はどれだけの時を
私達が戻ってくるのを待っていたのだろう

どれだけ、望んでくれていたのだろう







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