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異世界の姫君
決定




ニコニコ笑顔で私を見てくる白蘭さん
周りの皆さんも私に注目してくる

「正直貴方には聞きたいことがあったので
お招き感謝しています」

綱吉さん達の視線を余り気にしないようにしつつ、白蘭さんを見て笑顔で言った
その反応に対し、白蘭さんはフフっ♪と笑った

その時ププーと笑い声の後
「なはーんだ、ちびっ子ばっかりじゃない
こんなのぜ〜んぶブルーベル一人で殺せちゃうもんね」

!!!手が水に!??

「ハハンッあわてないでブルーベル
「ニュ」白蘭様が楽しみにしておられたお祭りなのですよ
ゆっくり楽しみましょう」

水になった手を掴んだ!?
……何この人たち人間じゃないの…!?

ただその光景に驚きを隠せないで居ると
白蘭さんが次のチョイスを始めようとルーレットのような物をいつの間にか手に持っていた

そこから皆が見やすいように書かれている文字が映し出された

「?」
よくわからない絵文字ばかり…
獄寺さんは紋章…属性とか言っていた

そのルーレットに綱吉さんは白蘭さんに手を歯車の側面に沿うよう言われ置く

「こ…こう?」

「チョイスのかけ声で歯車を右に回すよ」

「え…ちょ、ちょっとまっ…」

「チョイス」

ガラ…ガラガラガラガラ

ルーレットは回りだし横一列ずつ
カチャと止まっていく
そして最後の一つが止まった

「これで決まったからね♪、バトル参加者」

あの絵文字の横に当てられた数字で?
綱吉さんは分からないようだろうけど、入江さんは
何か分かったらしく

「属性マークの横に…そうか!!
各属性の参加人数!!!」

属性…ってそれぞれの炎の色?
だとしたら、あの□は何なのだろうか…
他のは大体何の属性を表しているか分かるけど
あの□は分からない

獄寺さんもそう思ったらしく、怒鳴りながら白蘭さんに聞いていた

「あぁあれは無属性
つまりリングを持たぬ者を示しているんだ
君達は3だから三名選出しなくちゃならない」

「それで全員つれてこいっていったわけだ」
リボーンさんのその言葉に私も納得が言った
そんなことを納得していると、いつのまに来たのか目の前にぬいぐるみを持った男の子が居た

「!!……誰ですか?」
綱吉さんたちも私の目の前に居る人物
に気づいたようだ
動揺しながら此方を見て近づいてくる

「僕チン………デイジー………
これ………あげる」
デイジーと名乗った男の子
あげると渡された花はボロボロに枯れている

……えっ…と、何て返せばいいのこれ…;
とか思っていたら

ギュッ…「ガハァッ!」

「!!?」

何かがデイジーさんの首に巻き付き引っ張った
……何これホラー!!??、
怖いの大嫌いな私は流石に、少し顔が青くなっただろう
後ろにいるであろう女の子たちは私なんかより怖がっているのを後ろを少し見たとき分かった

「スミマセンね
ちょっと目を離したスキにデイジーはあなた達のように美しく…滅びゆくものに目がないんです

……ああ、でも唯様は別ですがね」

何この人怖すぎ、冷気のような威圧感半端ないでしょ…;後ろの子達大丈夫でしょうか
まぁ、ビアンキさんがついているし大丈夫だとは
思うけどね

そんな空気を切り裂くように白蘭さんの陽気な声がした
「さーて、それじゃあお互いの参加戦士を発表しよっか
あ…ここは唯一相談して決められる所だからね」

「白蘭サン…リングを持たない僕は…
無属性でいいんですよね!」

「んん…ま、特別にいいかな」

両者睨み合った後、入江さんは白蘭さんから
許可を貰った

「だったら、綱吉君ボンゴレの参加戦士は
大空に綱吉君、嵐は獄寺君、雨は山本君
無属性は僕とスパナが適任だ
そして、最後の無属性の人は……」

誰がいいか迷っているのだろう…
入江さんは多分私を出したくはないんだろう
それは、心配をしてくれているからのが分かるけど
私は……

「入江さん、最後の無属性参加者は
私でいいですか?」

手をあげながら入江さんを見て言う
それに対しやはりと言うか、入江さんは複雑な顔をして隣に居た綱吉さんは、

「だ、駄目だよ唯ちゃん!!
折角出なくても良かったのに、」

そんな綱吉さんを見ながら
「他に私以外に無属性で戦える人はいないですよね
なら、戦える私がいった方が良いじゃないですか
そうだとは、思いませんか?」

「う"っ!それは…そうなんだけど……」

「じゃあ、私が出ます」

綱吉さんは渋々ながら何も言わなくなった
この状況じゃ仕方ない
だって、私以外に戦えそうな無属性の人って居なさそうだし……
無理に出すなら……やっぱ、戦闘経験が豊富な私の方がいい気がする


それを入江さんも分かったらしく、
最後の無属性参加者は私に決定した


いよいよ、始まる






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