[携帯モード] [URL送信]

異世界の姫君
変な眉毛








ドオォン……

……雲雀さん……

ドコオォン……

…折角てにいれたマップを
使って動きましょうよ……;

ドオォン…………ッ

これじゃぁ、マップを持ってる意味が
皆無なんですが……

此方かなとかで壁壊して進んじゃったから
もう…マップが役にたちませんよ……
…で、現在地は何処なんでしょうか……;

ドオォンッッッッ……

ああ、先々行かないでくださいよ…;
はぁ…やっぱりクロームと一緒の行動の方が良かった……クローム大丈夫かな…

「待ってください、雲雀さん !
まず、何処に向かっているんですか!?」

なんか匣兵器?で壁を壊して進むから
かなりの距離が雲雀さんと出来てるよ……;

あーでも雲雀さんの匣兵器?のハリネズミ
可愛いですよ!触りたい、撫でたい!

とか思って雲雀さんに追い付く
あれ?もう壁を壊して進まないのかなと
止まっている雲雀さんの背中を
見ながら思っていると、
その場にもう一人立っていることに気がついた

「ボンゴレ雲の守護者、雲雀恭弥か……」

「…あ、変な眉毛の人です!」

その人の余りにも変な眉毛に思わず雲雀さんに
追い付く為走りながら声をあげてしまった私

その声に雲雀さんは無反応だったが、
変な眉毛の人は私を見て驚いた顔をしていた

「…それと、
白蘭様が欲しがっておられた、琥月 唯か」

やっと雲雀さんの隣まで着いたら、
よく分からないことを変な眉毛の人に言われた…

白蘭?欲しがっていた?私を?
どういうことだ?
敵に私の存在って知られているの?
てことは、あのこの時代に来たとき
襲って来た人達のお仲間さんってこと…?

……んーー;………駄目だ…全然話が掴めない……

考えてもよく分からない私
その時グッと何かに引き寄せられそのまま視界が真っ暗になった

混乱していた頭は、視界が暗くなったことで
頭の中は真っ白になった

「唯の事は良いから
僕の質問に答えなよ

それにこの子は君の所にやるわけないよ」

雲雀さんの声が頭の上から聞こえた

どうやら私は今
雲雀さんに抱き寄せられている状態らしい…

「その問いに、答える必要はない
貴様はここで死に琥月 唯も
白蘭様に届けるからな…」

カチッと音がしたあと、
何かが出るような音がした

あのカチッって音は雲雀さんが匣兵器って
言うのを指にはめたリングに炎を灯して、
開けた音と同じだ

てことは、何か匣兵器を
あの変な眉毛の人は開けたんだ……
中から一体何を出したんだろう……

ビュオォォォオォ

何の音?
見えないから、分からない

って…雲雀さんいい加減抱き締めている腕
離してください!
私も現状を把握したいです!

「…雲雀さっ!……あの、離してください!」

抱き締めている腕の中で抵抗するため
腕を避けようとしたら、案外直ぐに離してくれ
私は、はぁ…と少し息しずらかったので
深呼吸をして周りを見る

「…あれ…此処に来たとき
鉄の…作られた壁だったのに……く…草木?」

何故?そう思ったが、変な眉毛の人を見たら
直ぐにこの状況に納得が出来た

「ああ…なんだ…幻覚ですか…
しかも、かなりの強力な…」

「!!」

「よく気づいたね、唯
君でもこんなに強い幻術を見破れるなんてさ」

変な眉毛さんは驚きながら私を見ていたが
雲雀さんはさも、当然のように言ってきた

君でもってほめてんのかよく分かんない言い方
ですね、雲雀さん;

「僕はこの幻術使いと、戦いたいから
君は手を出さないで下がっていなよ

暇ならそこに倒れている山本武達でも
治療しとけばいい」

「…え、あ!武さん!!」

雲雀さんに指を指されて言われ、その方向を
見るとボロボロで倒れている
武さんと女の方?がいた

私は雲雀さんから離れ
急いで武さんの近くまで行く

後ろの方で変な眉毛さんと会話をしながら
バトルを始めている雲雀さんに
気づいていたなら早く言ってほしかったと
思いながら武さんの隣に着いた






[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!