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異世界の姫君
幻術で








ついさっき敵のアジトに入れた
入るにはクロームの幻術が必要で、そのクロームの幻術で私達は敵の目からは傷を負って帰ってきている仲間に映っている

この基地で一番偉い、入江様と言う人に
画面で普通に話していたクロームが凄いと思った
私なんて喋らなかったけど、少しドキドキ心臓が煩かったもん……

顔にはあまり出ないけどね…

それしてこれから
この基地のマップをてにいれる為、見張りをしている人に話しかける

「すまんな…ちょっといいかな?」

クロームってやっぱ演技上手!!
ごっつい男なのに凄いよ

なんて、心の中で何度目かのクロームへの感動

クロームが幻覚で化けている?人に
見張りの人達はすぐ反応した

「あの方は…
偵察部隊のニコラ隊長殿!!」

へークロームが幻覚で見せている人って
ニコラ隊長って名前の人なんだ

私が物思いにふけってると敵との会話はマップの事になっていて、
新しいマップが必要ならコンピューターで静脈認証でダウンロードが出来るらしい

流石にそれは無理だ…;

クロームは考えた後見張りの人に攻撃をしかけた
一人は倒れ、もう一人もクロームが自身にかけていたニコラ隊長って人の幻覚を解き
最後の一人にもとどめをさした

あ、一様死んでませんよ?
血は少し出たと思うけど……多分気絶程度

マップはとりに行けないので
倒した敵の二人から拝借する

私が一人の人からとっていると
クロームがふらってして、倒れそうになり
慌てて支えた

「わっ…と!クローム大丈夫ですか!?」

「…大丈夫…ありがとう、唯」

クロームは私の支えた腕をゆっくり下ろしながら
柔らかく私に笑かけお礼を言った

こんなに、辛そうなのに大丈夫って……
全然そういうふうに見えないよ?

もっと私を頼ってよ……クローム…

そんなことを心の中で思って、クロームを見上げた
私より少し背が高いクローム
…同い年だけど、クロームの方が私より高い

だからか倒れそうになった今さっき、
クロームは私にあまりもたれ掛からないようにしてた……
私が小さくて、筋肉がないと思ってるのかな…?

これでも、教団にいた頃は毎日欠かさず鍛練、修行色々してたから力は同い年の一般男子にも負けない気がするんだけどな……

また、私がクロームの隣で
ぐるぐるそんな思考を頭の中でしていると
突然左腕を引っ張られびっくりした

すぐ隣を見ると私の左腕を引っ張っていたのは、雲雀さんでどうしたのかと、雲雀さんの顔を見上げると

「唯、君は僕と一緒に来てもらうよ」

「…え…でも、クロームと草壁さんはどうするんですか?」

「草壁達はここからは別行動だよ
早く行くよ、唯」

「……え…そ…そんな……」

…そんなの聞いていないですよ、雲雀さん
クロームとここから別行動なんて、嫌です!
だってクローム隊長悪そうだし……
私守るって言ったのに…

それでも、雲雀さんは私を本当に連れていくらしく
腕を掴んだまま草壁さん達がいる方とは別の方に歩きだした

私が慌てて雲雀さんの手から掴まれている腕を
離そうとしたら、クロームが私に行っていいよと言ってきた
クロームの言葉にえっと目線を私の腕から
クロームに向ける

そしたら、

「唯にもやることがあるから、雲の人唯を連れていくんだよ

だから…行って、頑張ってきて…
……私も…頑張るから…!」

クロームの真剣な目に私はクロームの傍に着いていたいとは言えなくなり、仕方なく分かったと言った

でも……そのかわり
やっぱり私は体調が悪いクロームが心配だから…

「雲雀さん……先に歩いて行ってください
私もクロームにお礼を言って直ぐ追いますから!」

未だに左腕を掴んでいる雲雀さんにそう言って、
離してもらい、私は駆け足でクロームの所まで戻る
雲雀さんが引っ張ったお陰で少し離れたからね

クロームに近いたら、イノセンス、四季桜を発動させ春桜を発動する

少しだけクロームの体を楽にするため刀の刃先をクロームに向け体を癒す

「…ッ…よし!これで、少しは楽になったはずですね!それじゃぁ、行ってきますクローム!
無茶しないで下さいね!」

私は刀を急いで発動停止させ、ブレスレットに戻しクロームにエールを送って雲雀さんを追う

後ろでクロームが「…唯も無茶しないで……あと、体癒してくれて、ありがとう」
と言っていたのを聞いて私は走り出した

このあと春桜を使った対価がくることを知っていながら私は本当の戦いに向かった





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あきゅろす。
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