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異世界の姫君
覚悟はある






ばさっ…!

「いっ……!」
いったぁー…
首の所すごくいたい……

リボーンさん…気絶させるにしても
手刀強すぎ……

首を手でさすりながら、布団から立ち上がる
ちょっとよろめきながら……;

急いで行かないとっ!
……って私どれくらい気を失っていたんだろ…
そんなに長くはないと思うけど……

皆さん無事かな…

いや、皆強くなってると思う……
だから…無事だよ、きっと!!

ススッー

ビクッ
襖が開けられたのに少し体がびっくりした
また、リボーンさんが止めに来たのかと振り替えったらそこに立ってきたのは

雲雀さんだった

「!!雲雀さん!
どうして此処に?戦っていたんじゃ?」

「もう、片付いたさ
それより、唯、君は沢田綱吉達を追うつもりだったらしいね」

草壁さんに聞いたのかな…

「はい、私も皆さんの所に行って一緒に戦いたいんです!お願いです、雲雀さん
私も連れていってください!」

雲雀さんに近付き
背の高い雲雀さんを見上げ、手首に着いている
ブレスレット型のイノセンスをぎゅっと触りながらお願いする

雲雀さんは無言になったのち、
私を見下ろし

「君に本当にその覚悟はあるのかい?
人を傷つける覚悟が…」

この世界では、人を傷つけないと
守りたいと思うと人達を守ることが出来ないんだ
私がいた世界は人を守る為に私達がいる

まったく逆の世界……

人を傷つけるのは嫌だ……
それで、大切な誰かが死ぬのも嫌だ

それなら私は……

「はい、あります!
守る為になら人を傷つける覚悟はあります

でも私は決して殺したりはしません
これだけは絶対譲れません!」

これが私が考え付いた私の正しい答え
もし、私が人を殺してしまって
それをアレン達が知ったら皆泣いてしまうから……

だから、絶対人の命を奪わない

「…君らしい答えだね…
着いてきなよ、唯」

「……え、はい」

雲雀さんは面白そうに笑った後
私に言って歩きだした

私は慌てて返事をして、着いていく

すると、見えて来たのは向こう側のアジトと此方側を繋ぐ唯一の扉
そこを雲雀さんは開け、中に入っていった
私は前此処に来たとき彼方のアジトに行ってはいけないと言われていたので
思わず止まってしまった

入っていいのか分からず考えていると
雲雀さんは足を止め振り返り

「早く入って来なよ、唯」

「…えっと……入っていいんですか?」

「良いよもう、君を止めとく理由もなくなるしね」

「?」

雲雀さんの最後の言葉が引っ掛かるも
私は初の綱吉さん達がいたアジトに入った

わー…なんか、結構普通だ
雲雀さんの方のアジトは和って感じだったけど
此方は普通の想像したらこんな感じのアジトだ

私が周りをキョロキョロしながら
見ていると雲雀さんはまた前を向き歩いていく

私も駆け足で少し先の雲雀さんの後を追う

てくてく歩いているとある部屋の前で
雲雀さんは止まった
それに続いて私も止まる

「唯、部屋に入っておいて…
僕は他の奴を連れてくるから」

「あ、はい!」

雲雀さんは一言私に言うとまた別の方向に歩きだした

私は雲雀さんに言われた通り、中に入った
一様マナーとして、ノックして
あ、此方は

コンコン
ススー

えっ自動ドアなんだ…凄い!

「失礼しまーす……あれ、」

「えっ…………唯?」

中にはこの世界で友達のような感じになった
久しぶりに会う人物がいた

「…あっ!クローム!!」

私は駆け寄り、バッと抱きついた
クロームもベッドから起き上がり私に抱き返してくれた

「唯だ……本当に唯だ…
会いたかった」

「私も…会いたかったです!」

ぎゅーと抱き締めあって
それから、少しそれぞれこの時代に来て何が会ったか色々話し合った

私も大変な目に会ったけど
クロームも私なんかより、凄い大変な目に会っていた

それから、ほどなくして雲雀さんが戻ってきた

「それじゃあ、唯行くよ
クローム、君もね
君の幻術が必要なんだ」

「…私の…?」

「君の幻術で、僕たちを敵にしてもらう必要があるからね」

クロームは雲雀さんの言葉で驚いて居たようだったが私も行くと雲雀さんが言ってたのを思い出して

「唯もいくなら、私も行く」

クロームの意思はしっかりしていて
とても綺麗な目をしていた

「無茶しないでくださいね!
私が何かあったら、クローム守りますからね!」

笑顔で言ったら
クロームは少し照れている用で元々頬が赤いのに加えてまた少し赤くなって

「…ありがとう…唯…///」

クローム可愛いです!!



そんなこんなで私達、草壁さんも加えて
綱吉さん達が今戦っている敵のアジトに向かった



草壁さんが背負っているバックに
あと二人入っている事を唯は知らずに…




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あきゅろす。
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