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異世界の姫君
小さいのに







う〜ん、こっちをとるか……
嫌、こっちか……

「は、は…やくす…するんだモンネ…唯」

ランボくん分かりやすすぎだよ…;

その吃り加減は此方がジョーカーだな!

ピッ

「あーーー!!!」

「やった!あがりですね!!!」

「唯ずるいんだもんね!
もう一回だもんね!唯!!!」

はは…;
またですか、ランボくん

私が最終的に勝ってランボくんが毎回負けるので
ランボくんは悔しいらしく
もう一回が続く

ちなみに他にこのババ抜きをやってるメンバーは
イーピンちゃんにランボくん、草壁さんにも付き合ってもらい私とで四人

イーピンちゃんと草壁さんはババ抜きが
結構強くランボくんのもう一回で何回やっても
1、2と抜け必ず私とランボくんが残るのだ

「$@£&$$$£@¢#!£&@&$#£$£!!
(ランボもうたくさんババ抜きやった!
いい加減別なのやる!!)」

イーピンちゃんがランボに向かって
いい加減違うのがやりたいみたく怒っているが
ランボはイーピンちゃんの言葉が分からないらしく

無視してまた、ババ抜きをやろうとしていた

それにイーピンちゃんが顔を真っ赤にして
怒り何か構えをして

「$#&@$@%&$#£!!(餃子拳!!)」

と言って、ランボくんに向け何かを放った

「ぐぴゃぁっ!」

「えっ!イーピンちゃんが餃子拳って言って
なんか構えてランボくんに向け放っただけで
ランボくんが後ろに飛ばされた…
イーピンちゃんって超能力者だったんですか!?」

私が驚いていると、私の隣にいた
草壁さんが説明してくれた

「あれは、イーピンさんの得意技の餃子拳ですね
イーピンさんは餃子饅というのを食べて
くさい息を拳法で圧縮して、相手の鼻に送り込み
直接脳をマヒさせているんですよ

脳がマヒして、筋肉が勝手に動く様は
まるで超能力に操られているように見えるんです」


「…へー……そうだったんですか…
…そんな技ってあるんですね…
凄いんですね、イーピンちゃん
あんなにちっさい子なのに面白い技を持っていたりで…」

「唯さんも、
まだそんな年なのに、強いじゃないですか」

「え?…いえ……私はまだ弱いですよ
私の周りにいた人達はもっと強かったですから…」

そう草壁さんと話して二人の仲裁に入る
イーピンちゃんは簡単に怒りを納めたけど
ランボくんが逆に泣き出して大変だった

なかなか泣き止まなく、仕方なく草壁さんが
ランボくんの好物らしい葡萄味の飴を持ってきてくれ、なんとかその場は収まった

それから、もうトランプはやめ、
いつの間にか夜も結構更けていたのでランボくん達は向こうの基地の自分の部屋に草壁さんが連れ
帰っていった

さーて、私も寝る準備してから
イーピンちゃん見習ってもっと強くなるために

四季桜の手入れをして、
切れ味よくしとこうかな…

唯はそう思うと
すぐにイノセンスを発動して刀の形状にし
刃先を丁寧に拭いたり磨いだりした

その光景は夜に見るにはある意味恐い
光景だったと

恐いの苦手の唯は気づかなかった


そんなこんなで、
夜は更けていった………







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