玲side☆LOVE STORY ページ:1 今日は正月。 久々にリリと2人、本宅に戻った。 親父、來斗さん、晴輝らも集まり、酒を酌み交い賑わう座敷。 晴輝がやたらとリリに絡むのが気になるところだが、リリも楽しんでる様子に俺の顔も自然と緩んだ。 「若頭、久々なんですからもっと飲んで下さい」 コップが空くと次々と酒を注ぐ組員に、正直俺もキツかったりする。 やや飲み過ぎたため、楽しんでるリリには悪いが、リリを連れ出し逃げるように俺の家へと向かった。 そして俺は部屋に入るなり、直ぐにベッドに倒れこむ。 「玲さーん。私、お風呂行ってくるねー」 「あぁ……」 珍しく間延びしたリリの可愛い声を聞きながらも、睡魔が急激に襲った俺は生返事を返して、直ぐに意識を手放した。 [次へ#] |