…8*。
「…気持ちいい?」
俺の乳首を弄びながら、楽しそうに笑うケンジは意地悪だと思う。
しっかりと腰が動いてる事だって気付いてるクセに、さっきから直接は触れてくれない。
「…っ…ぁ…いじ、わ…る!んっ…」
じゅる、っと音を立てながら乳首を吸い上げられ、高い声が出すと、そのまま指の腹で優しく撫でられて、触れられたところが甘くジンと熱をおびた。
「…ケン…ジ……ケんっ、…ジぃ…」
うわごとのように名前を呼びながら快感に応えると、唇を胸から離したケンジが、チュッと音を立てた唇を吸ってくる。
「…ねぇ…気持ちいい?」
さっきと同じ問いかけにケンジを見ると、真っ直ぐ見つめ返され一気に顔が熱くなっていく。
気恥ずかしさに俯きながら小さく頷くと、
「…ぅん、……わぁっ」
嬉しそうに笑ったケンジに抱き起こされ、思わず声を上げた。
胡座をかいたケンジに跨がる形で座らされた俺は、愛しさ半分恥ずかしさ半分で。
首を傾げながら近付いてきた顔に、照れ隠しで何度もキスを落とした。
ちゅ、ちゅ。
くちゅ、くちゅり…
耳に残るリップ音がくすぐったい。キスに合わせて抱き締められ、腰に回っていた手がゆっくりと背中を撫で下ろしていく。
くすぐったくて気持ち良くて身をよじると、逃がさないとばかりに後穴をやんわりと触られて小さく声を漏らした。
「…ん…、」
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