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…2。




両親に退院を連絡したが仕事の為来れないらしい。


「子供じゃないんだから大丈夫だ」と伝えても、「来たかった」といつまでも渋っていた両親に、「どっちが子供だ」とツッコみたくなる。


もちろん仕事を優先して貰った俺は、翌日、度重なる入退院で不本意ながら手慣れてしまった手続きを終え、迎えに来てくれたカイリの車にケンジと共に乗り込んだ。



「お勤めご苦労!」
「いやいや、なんか微妙に間違ってるから。」



軽い感じで迎えてくれたヨシキに苦笑いすると、



「…あれ?アオイは?」



確か昨日の電話では、三人で来るとか言っていたはずだが、車内にはヨシキとカイリの姿しかない。

もちろん、用があるのを無理強いするつもりはないが、何だかんだでお座なり程度にしか言えなかったお礼をきちんとして起きたかったのに。




「あー…、アオイの事はまた今度。」
「え?」


俺の質問にヨシキが言葉を濁すと、ニコニコとカイリが口を開いた。


「なんか、アオイは顔合わせ辛い…「馬鹿!」イッテ!」


ヨシキに小突かれて、殴られた頭を痛そうにさすっているカイリには悪いが、そんな事より今の話の方が気になって仕方ない。


「俺と?なんで?」


頭に?マークをくっつけて二人を見ると、
「珍しくヘコんでたよ」
「慣れない事したからなぁ」
と苦笑いで教えてくれた。




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