…18。
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昨日何したとか、
いない間にこんな事があったとか…、
くだらない事で盛り上がった話は、結局夜まで絶え間なく続いた。
『飲み会=泊まり』が元々デフォルトではあったが、まさか昼間っから行われた飲み会で、
しかも、病み上がりの主役の家で、でも変わらないとは予想外だったかもしれない。
すっかり酔いつぶれて、いつものようにそのままみんなで雑魚寝して。
でも、ひと月程前までしょっちゅうだったこんな日常が、久しぶり過ぎて凄く楽しかったんだ。
暗くなった部屋で、みんなの寝息やいびきを聞きながら、一人ぼんやりと外を眺めた。
眠れずにいる俺は決して酔っていないわけじゃない。
むしろ、相当酔っている自覚がある。
だからこそ、いつもより少し大きくなった気が、自分を見つめる時間をくれたんだと思った。
「ふぅ…」
心地よかったひと時に目を瞑り、今のこの時間だけが全てだったら良かったのにって本当に思う。
でも俺は薄々気付いていたんだ。
これが本当に“ひととき”なんだって。
「……」
暗がりで閉じた目蓋の裏に、たまに誰かの影が映った。
入院中、目覚めて数日目から見るように夢の映像だ。
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