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「…ねえ、なんでそんなに青い顔してるの?」


背後からの俺の言葉にビクッと肩を揺らした叔母の腕を掴んだ。


「…い、痛いわ。何の事…?」


引きつった表情を浮かべて下を向く叔母を見据えると、


「…何か知ってるんじゃないの?」


驚くほど冷たい声に青い顔から更に血の気が引いていくのがわかる。



コウジがいない事に気付いてから、既に一時間が過ぎていた。

両親と俺は、家中を探し回り近所も駆け回って、電源が切られてて、何度電話をしても繋がらない携帯電話に苛立ちと不安を募らせていく。



そんな時だ。
俺達の必死な様を見て、影で青くなっている叔母を見つけたのは。


直感的に何か知ってると確信した俺は間違っていないと思う。

視線を逸らす叔母の腕に力を込めるとそのまま両親の元へ引きずり出した。



「!?…な、何やってるんだ!」


勢い良く二人の前に叩き落とされて、打ち付けた体に涙を流す叔母に二人は困惑しているようだった。


「痛っ!…何も知らないわ!本当よ!」


涙を溜めた目で俺を見る目には、怯えと後ろめたさの影がある。


突然の事に動揺した両親は叔母に駆け寄ると、


「何やってるんだ!叔母さんに謝りなさい!」


大袈裟に痛がる叔母を抱き上げる父さんを睨み付けると、蒼白の顔にそっと手を伸ばした。



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あきゅろす。
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