[携帯モード] [URL送信]
…1。




思いもよらない小休暇から戻ってきた俺を待っていたのは、それこそ思いもよらない周りの反応だった。


「しょーおーちゃん!」

「……えっと…、だから翔ちゃんじゃなくて先生…」

「まあまあ!」

「まあまあって…」


…まったく、なんでこんな事になってるんだろう。


そもそも今日は、やたらと声をかけられるからおかしいと思ってたんだ。
普段は挨拶もそこそこな生徒もやたらと話しかけてくるし?

でもそこはさ。
やっと俺も一人前の教師として認められたのかな?とか思っちゃってた訳ですよ!
…実際は全然違うのに。



「…なんかおかしくないですか?」

「は?」


昼休み。
いつもなら準備室で済ませる昼食を職員室で済ませる事にした俺は、ちょうどそこに居合わせた横山先生に訊いてみた。



「…新聞、見てないのか?」



…新聞?


「見てきましたよ?」


職員寮にも新聞は届きますから。


「いや、そっちの新聞じゃなくて学園新聞の方だから。」



学園新聞?


「まあ、発行されたのは休み中だし、知らないかもな。」


…なんだろう。
物凄く嫌な予感しかしない。




[次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!