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…2。





横山先生の含みのある言い方に
首を傾げると、確かこの辺に…なんて、机をあさりだした。

なんていうか、横山先生…。
余計なお世話かもしれないけど、もう少し机の中を整理しましょうよ。
その豪快さ、見た目通り過ぎます。


「あれ?どこだったかな?」なんてブツブツ言いながら、更にグチャグチャになっていく机を申し訳ないような呆れるような微妙な気持ちで見つめていると、


「あ、あった!これだ!」


少しシワのよった紙を渡された俺は、そこに書かれた内容に驚き過ぎて声すら出なかった。



『スクープ!裏山に未確認生物現る!!目撃者である三年のO上さんは昨日…(中略)…その生物をホッシーと名付け、新聞部では引き続き目撃情報などをお待ちしています。』

「…って、何ですかこれ!」


今時ゴシップ誌でもこんなの書かないんじゃない?



「そこじゃない。こっちだ。」


随分とあっさりしたツッコミを返してくるところをみると、こんな内容が日常茶飯事なのかもしれない。
俺は学園新聞があったことすら知らなかったけど。

横山先生に促されて反対側をみると、そこには体育祭で活躍する生徒達の勇姿がカラー写真で記載されていた。




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