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…7。






…だってさ。
まだなんの対策も立ててなかったんだ。


いや、たぶん俺の事だから、ドアの前で呼び鈴をなかなか押せずにウロウロした挙げ句、
結局は対策なんて大層なものなんか考えつかなくて緊張しながら会う事になったんだろうなって事は容易に想像できたんですけどね。


それでも、いきなり会うのと、自分から会いに行くのとでは全然違う。

うん。まあ簡単に言うと、



…なんで朝比奈が部屋の前にいるのかな!



朝比奈は無限の部屋で謹慎する事になったはずだから、職員寮にいても可笑しくはない。
けど、謹慎なんだから部屋から出ちゃ駄目だろ。
てか、いつからそこにいたんだ!思わず閉めちゃったじゃん!



ドアノブを掴んだまま、ぐるぐると思考を巡らせていたけど、だから何かが変わるわけじゃないよね。
わかってるんだ。
往生際が悪いだけで。




どのくらい時間が過ぎただろう。

もしかすると数分も経ってないかもしれないけど、個人的には数十分は経った気がする。



…あれ?



ドアの前でただ立ち尽くしたままの俺は、外からなんの反応もない事に気が付いた。



…目、合ったよね?



ドアを開けた時、確かに目が合ったと感じた。







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