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…13。






正直、一から三年までのFクラスと一緒になった残りのクラスが可哀想だな。なんて思っていると、横山先生を見ながらふと気付いてしまった。



…あれ?それじゃあこのピンクが可愛いカラーTシャツをあの不良クラスの面々が着てるの?


だってさ、ここだけの話。
漫画や小説みたいに不良=美形って訳じゃないんだよ。

勿論美形もいるけど、大概の人間は普通。勿論、普通よりは下の分類に入る人間だってちゃんといる。
眉毛が無かったり、そばかすとかニキビとかいっぱいあったり、驚くぐらい親そっくりの老け顔だったりとか。


特に二年F組のリーダー的男子生徒なんか、横山先生とほとんど変わらない体格にびっくりするくらい厳つい強面だ。
ひと睨みでカチンコチンに石化しそうになるくらいの鋭い眼光を持ってて、驚くほど喧嘩が強いらしい。
因みに喧嘩のし過ぎで一年生を二回している。

一応、山田先生の代わりに二年全クラスを担当したから面識くらいはあるけど、会話らしい会話をした記憶はない。



何となく怖いもの見たさで桃チームのベンチに視線を向けると、既に憔悴している横山先生が自嘲気味に言葉を吐いた。



「…俺よりも原田先生の方がピンクが合いそうだな…交換しない?」
「はは…。ご遠慮させていただきます。」



ピンクだけならまだしも、みょうがはちょっと…。




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あきゅろす。
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