『地球[ちたま]☆防衛隊』
2☆1
外に出ると、いつもの仲間が顔を揃えていた。
みんな親が共働きで、いつの間にか集まった4人組。
「…またやってるのか?」
こいつの名前は武田氷吾。
この中で一番生まれが遅いくせに、妙に大人ぶったナルシストのキザ野郎。青。
「いい加減にしたらどうなんですか?そんなんだから相手にされないんですよ。」
この一々ムカつく言い回しをするのが高橋拓己。
何にも興味がなさそうに、ゲームばっかりやっている暗い奴。緑!
「朱音さん、怒ると怖いよ?」
そしてこいつが吉田弘史。
頭はいいが弱虫で泣き虫。
色は黄色のドンくさい奴。
「うるさいなぁ。いいんだよ!オレがいいって言うんだから。」
もちろんリーダーで赤のオレ、宍戸勇気が加わって結成したのが、今話題の
『地球(ちたま)☆防衛隊』だ!
「…違うよ。“ちたま”じゃなくて、“ちきゅう”だよ。」
一々チャチャを入れるヒロシの事は置いといて、今日の作戦会議の時間だ。
みんなで自分のカラーのスカーフを結んで頷くと、図書館の一番置く…
司令室に向かった。
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