『地球[ちたま]☆防衛隊』
5☆1
決戦の日を迎えた。
今日は午後1時から3時迄、図書館は貸切り。
武器を持ち、定位置に着いた。
「こんにちは〜。!!!」
浮かれた様子で入ってきたヤマモトが固まった。
それはそうだろう。
目の前に正義のヒーローが待ち構えているのだ。
「手を挙げろ。」
そう言ってヤマモトの後ろからアオイ兄ちゃんこと、副司令改め、ブラックが銃(ゴム鉄砲)を押し当てている。
「…な、何?」
困惑顔のヤマモト。
「すぐにこれに着替えろ。」
渡された衣装を見てから、ブラックを見て、ヤマモトが叫んだ。
「うわぁあああ!
むしろお前が着替えろ!!人として駄目だろ!人として!!」
ヒョウゴとタクミが深く頷いている。
「い・い・か・ら!」
仕方なく着替えたヤマモトの衣装は、まさに悪役!
アカネの顔がプリントされているTシャツに、黒いレザーパンツ。裏地が朱の黒マントがたまらない。
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!