『地球[ちたま]☆防衛隊』
3☆3
「…何やってんの?」
川土手に寝転んでいると、いきなりオレの上に影が落ちてきた。
「…別にぃ。」
ヒョコッと現れたのはヒョウゴ。
ふて腐れながら横を向くと今度はヒロシ。
「時間になってもこないんだもん。探したよ?」
「誰が探せって言ったんだよ!」
悪いけど、今は地球防衛隊をやってる気分じゃない。
「…話ぐらい聞いてあげてもいいですよ?」
思いがけないタクミの申し出に驚くと、
「[[仲間じゃん。]]」
3人のハモりに笑えた。
「…ありがと…。」
ボソッと言ったが聞こえただろうか。
3人は何にも言わなかった。
「……という訳なんだ。」
川土手でうずくまってヒソヒソ話をしている4人を、行き交う人達が不審な目で見ている。
青「朱音さんが結婚?」
緑「またそれは、随分と急ですね。」
赤「…だろ?」
オレが落ち込む理由を聞くともっともだとうなずかれた。
「オレ…このままじゃ、納得出来ないよ。」
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