『地球[ちたま]☆防衛隊』
2☆3
「レッド!勇気隊員!」
「ハイ!!」
一歩前へ出るとその中の一つを渡された。
「次!ブルー、氷吾隊員!」
「はい?」
「グリーン。拓己隊員!」
「…はい。」
「イエロー!弘史隊員!」
「はぃ…。」
「声が小さい!」
「はい!」
みんな渡し終わると、余った一つを手に持って司令が言った。
「一人足りないな。」
そういえば…。
「…遅れました。」
グッドタイミングで現れたのが、下僕兼ピンク。杉野柚子だ。
「遅いぞユズ!なんで遅れたんだ!!」
「ちょっと用事があって…。」
オレの問いに苦笑いで答えたので、言ってやった。
「そんなこと聞いてない!」
「ええぇ!今聞いたじゃん。」
どうすればいいか分からず、動揺しているユズを見るのは楽しい。
だけど、そこにいつも入って来るのがヒョウゴ。
「チッチッチッ!駄目だよ?女の子をいじめちゃ。
…ごめんよ?柚子さん。勇気には僕がちゃんと後で言っておくから、ね?」
フェミニストだかビアニストだか知らないが、いつもこんな感じだ。
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