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『花束を君に』
2*3

数日が過ぎた。
めげずに挨拶を続けた結果。なんと!応答があった!!

「こんばんは。今日もお仕事お疲れ様です!」
ペコッ。
!!
え、会釈された!!

「…あ、え、あう…」
人間、予想外の事が起きるととてつもなく動揺するモノで…。
自分でも何が言いたかったのか。

深田さんは、やっぱり無言だったが少し微笑んだ気がした。


うっひょ〜!

私が驚いた顔をしたのに気付くと、すぐにいつもの顔に戻して行ってしまった。

あぁっ!
惜しい事した。
激しく後悔…。
でも、
確かな手応えがあった。
これって凄い嬉しいかも…。自然と笑みがこぼれる。
ふふふふ。

「…霞ちゃん。その笑い、怖過ぎ。」
館長に突っ込まれた。

その日の収穫は、
“会釈”1 “微笑”1
帰りは会釈をくれなかった。
やっぱりあの顔がマズかったか…。



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あきゅろす。
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