『pinch or chance?』
★7
目が合った瞬間に
ピッキーン!
一瞬で固まってしまった。
いつも遠くから見ているだけの俺には、刺激が強すぎる…
「…へぇ。青木くんって本読むんだ?図書館とかよく行くの?」
「う、あ、うん。」
変な返事をしてしまう。
「ここって、おじいちゃんが経営してるんだ。
自宅の敷地内に建てられてるの。
家は奥にあるんだよ。」
「へ、へぇ(そうだったのか!失敗した!)」
「?…おじいちゃんと知り合いだったの?」
「え!?あ、うん…その…はは?」
なんて言おう…。知り合いですらない。
しどろもどろに答えていると
「仲の良い友人だ。」
事も無げに言い切った。
!嘘つき!
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