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『pinch or chance?』
☆12

「で?告白するの?」

「し、し、しないですよぉ。」
いきなり核心か!

「うっそだぁ。昨日ブツブツ言ってたろ。なんて言おうとか、好きだとかなんとか。」!!聞いてたのか!

「…告るつもりだったんだろ?」
ジジィが“告る”とか言うなよ。

…たぶん、もう無理なのだろう。この人からは逃げられない。

「…そうですよ。告白するつもりだったんです。」

腹を括った。
しかぁし!ただでは転ばない!
こうなったら、このじいちゃんを利用してやる!
…と自分を正当化してみた。
俺はまだ完全に負けたわけではない!
主導権を握ってみせる!

「…手伝ってくれるんですよね?」

「…どうしようかな?」

え?いきなり撃沈!?




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あきゅろす。
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