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【RX+師弟悪魔】
狭い場所が好き? 1

「んっ…ふっ…」

ぐもった声と息遣いの音が心地よい
僕は足元に…狭苦しい執務机の下に視線を落とす

僕のナニにむしゃぶりついて懸命に奉仕する頭を
少しだけ優しく撫でてやる
その表情は髪に隠れて見えないが
耳まで真っ赤に染まっている事はわかる

誰に見られるワケでも無いのに、そんなに恥ずかしいかい?

僕の研究室に、無許可で入る命知らずなんか居ないのに?
そんな所に隠れる必要なんて無いのにね

最近は慣れてきたのか?ずいぶんと上手になってきたじゃないか…
ほら、もっと深く加えこんでごらん………

ちょっとしたイジワルも兼ねて、
後頭部を鷲掴むと、無遠慮にさらに押し付けてやれば
苦しそうにえずきながらも…尚も奉仕を辞めようとしない

調教もとい教育は、焦らず厳しく…完璧に…愛情を持って

後ろに仕込んローターのコントローラーを弄くれば
その度に膨れあがる尻尾も、ビクビク震えるカラダも可愛いらしい

解ってるよ…そんな中途半端な刺激じゃ全然物足りないんでしょ?

勝手に前も触れないように、腕も固定した上で、
前もリボンで結んでしまったからね
もどかしくて…恥ずかしくて辛いんだろ?かわいそうに…

でもまだ許してはあげない…お楽しみはこれから
タップリ焦らしてあげるから、泣き喚いて僕を楽しませておくれよ

とろける程の快楽はそれから…師匠の愛は歪んでいる


大した用件も無く呼び出された時から、この展開は解っている

そろそろ師匠の発情期の周期だからな…本格的なシーズンに入る前に
適当な相手と適度に抜いておかないと…後が大変なのだ…

殺戮を好む【鬼族】の本質的な自我が押さえきれない

俺が部屋に入るなり、ジツと俺を見上げる師匠の目には既に熱の色

ゼノンの本質を解しない奴には…その微妙な変化は解らないだろうが
何時もは飄々としていて、何を考えているのか解らない感じだが
この時期ばかりは、欲情と狂暴性が露骨に剥き出しだな…
まぁ滅多に素の顔を見せない、師匠のこんな面を見られるのは
多分?俺だけの特権?ではあるのかもしれないが

溜息をつきながらも…何も言わずその肩を抱きしめる
それが同意の合図…何時もの儀式…

乱暴に引き寄せられ、有無を言わさず後ろ手に拘束されてもされるがまま
抵抗するつもりは無い、どうせ叶いはしないから

まだ角の変形も始まっていないみたいから、
大人しくしていれば、今回は穏便に済むだろう………多分


僕の快楽を早めに導こうと必死だね
どうでもいい相手なら乗ってもあげるけど…お前の場合は、そうはいかない

そうやって頑張れば頑張る程、勿体無いから長続きさせたくなるんだよ


始まりが何時もよりかは生温い分…後の展開が怖い

質量が増したソレに半ば喉を塞がれ、息苦しくて仕方がない
気恥ずかしすぎるからと、自分で入り込んだ場所だけど
体勢が悪い分、余計に苦しい辛い…

もう勘弁してくれよ、こんな恥ずかしい焦らしプレイは嫌だ…
これくらいなら、後先を考えられないくらい
グチャグチャに犯される方がまだマシだ

不規則な俺の吐息と水溶音、無機質な機械音だけのせいか
余計に羞恥心が募る…ああこんな所を誰にも見られたくない


不意に緊急のホットラインのコールが鳴り響く

一瞬息が止まりかけ、慌てて行為を中断しようとすれば
さらにグッと頭を押さえつけられ、固定されてしまう

一気に喉の最奥まで届く圧迫感に、眩暈を覚えるが…
最早えずく事も、咳き込む事もできない

「バレたくなければ…静かに大人しくしておいで…」

小さくそう指示すると、無情にもホットラインのモニターが繋がれてしまう

いくら机に隠れて死角になっているとは言え…音声は漏れる
ゾッドの全身から冷汗が出るが…ゼノンの方はと言えば何処ふく風
涼しい顔でモニター越しの相手に返事をする

「なに?急用?どうしたの?」
「すまないな…来客中とは聴いていたのだが…」

相手の声はデーモン? 

動揺と酸欠で小刻みに震える俺の頭を、師匠の手が更に押さえつける
バクバクと鳴る俺の心臓の音が、嫌と言うほど耳につく

モニター越しに聴こえてしまわないか?と思うくらい

話の内容なんて聴こえても、少しも頭に入ってなんかこない
ああ早くラインを切ってくれ…それだけしか考えられない

ウィンとモニターが切れる音と共に、ようやく解放される
ゲホゲホと背中を丸めて、派手に咳き込めば、
冷たく新鮮な空気が、胸一杯に入りこんでくる

こんな理由で窒息なんて洒落にならない

悪趣味な悪戯にも程があるだろ…殺す気かよ
文句の一つでも言ってやろうと相手を見上げれば
何?外出するのか?手早く身仕度をはじめている

「ゼノン?」
「急用が出来た…ちょっと出掛けてくるよ」

流石に…今はもうおひらきだよな?

中途半端で中断されるのは辛いけど…何処かで助かったと思う気も
当然全部外してくれるモノと…狭い空間から出ようとすれば

ゼノンが嫌な目をしてニンマリと笑う

「なに?そんなに興奮したの?」
「えっ…」
「閣下に聴かれてるかも?って事がさ…」

背筋がゾクリとする程のあの極悪な顔
ヤバいと思った時は大概もう遅い、相手が師匠の場合は…


続く

ごめんなさい親分…ちょっと可哀想すぎたかな?
没にしたネタも含めて、何故かこのカップリングって、
こういうノリに走りガチ…なんですよね
多分角の生えた御本尊からも、Sオーラーを感じるせい?
恐らくかなりの手練れと見えるし…リアルでは女性相手でしょうけど

穏和な見た目に騙されがちだけど
リアルS男って大概あんな感じだから、つい…

さて後半はノーマル展開?鬼畜展開?どちらがお好み?
どっちでもOKな方のみ【続く】にどうぞです


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あきゅろす。
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