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桜蘭小説
1-1...


1、

一に家柄、二にお金の超お金持ち学校の私立桜蘭学院。

その桜蘭高校一年に在学中の私は今、







―――――ホスト部にいる。






「「どっちが光くんでしょーかゲーム!!」」


もともと男に興味がない(勿論女の子が好きという訳でもない)私が、何故こんなところにいるかといえば友達に誘われたからだ。その一言に尽きる。


「――――…………こっち」


「「大当たりーーー!!」


目の前ではホスト部の双子が手を合わせ笑顔で立っている。
確かに顔はいいと思うが、それだけだ。カッコいい=好きには繋がらない。


「すごいですわ!三回やって三回とも当たるなんて。どうして解るんですの?」


「それは僕らも知りたいね」


「これだけ当たったのはハルヒ以来じゃない?」

近づいてくる彼らに私は一言で告げる。


「………ただの勘」


そう、確かにただの勘。

私には二人こうして並んでいるとどちらが光くんで、どちらか馨くんかなんて解らない。




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あきゅろす。
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