『グリーングリーン』
6...
「―――さん! お父さんってば!」
そんな僕のところに彼女とは別の女の面影を持つ少女が走ってくる。
「なぁ、『グリーングリーン』って歌知ってるか?」
いきなりそう尋ねると、少女は一瞬キョトンとした後、満面の笑みで頷き歌いだした。
―――ある日パパと二人で
語り合ったさ
この世に生きる喜び
そして悲しみのことを
グリーングリーン
青空には小鳥が歌い
グリーングリーン
丘の上にはララ 緑がもえる
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