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ガタン…ゴトン…

私は今、電車に揺られて、ユウやマリ達と合流する場所に向かっている。
さっきまでは馬車に乗っていて、室長から話を聞いていた。

この間、元帥の一人が殺されたらしい。
伯爵側はハートのイノセンスというものを探しているらしく、元帥が狙われたというわけだ。
そこで、元帥の護衛するのが、これからの私たちの役目。

「香奈はティエドール元帥が師匠だから、ティエドール元帥のグループに入ってもらうよ」

と、言われた。
アレン達と別れて電車に揺らされるうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。

ガタッ!

「んがっ…。
……?」

あぁ、発車したのか…。
…ん?
って…!
ここ、私が下りる駅ですよー!!

「待って!
降ります降りまーす!」

車掌さんに言っても、止めてはくれなくて…。

「しょうがない…」

扉からひらりと飛んで、砂利の上に着地。
砂利だから、見た目よりも足が痛い…。

「これ以上合流するのが遅れるわけにはいかないからね」

他の3人は、既に合流済み。
今はどこかの町でアクマの襲撃を受けていると、ゴーレムの通信で聞いている。
早く行かないと…。



やがて、目的地の近くに来ると、変な塔を中心にした町が見えてきた。



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あきゅろす。
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