[携帯モード] [URL送信]




あれから3年もの歳月が流れ、2人は15歳になった。

クリスマス直前で、任務先の町は赤・緑、そして雪の白で一面が染まっていた。
そんなクリスマスの雰囲気に包まれたその町に、香奈と神田はイノセンスを探しに来ていた。

イノセンスは無かったが、アクマの集団の退治は終了した。

今は、出店を見て回っている。
ユウは連れまわされている感じがしていたが。

「ユウ!
次はあそこの店に行こう!」

「チッ…職務怠慢」

「今日はクリスマスだよ?
しかも、ホワイトクリスマス!!」

「だからって…」

「ねぇ、これ可愛いよ〜」

「…………」

とある店でじっと立ち止まって見ている香奈のもとに、仕方なく歩いていく。

「ほら。
ハートが可愛いネックレス!」

「買えば良いだろ」

「こぉんな小さいハートでもね、中にはめ込まれてるダイヤは高いの。
今はそんなにお金持ってないよぉ〜…」

悲しげに嘆く少女が頭を抱えている。

「誘惑に負けちゃ、ダメだ…。
もう宿に行こう、買いたくなっちゃうから!」

酷くなってきた雪の中を、2人が歩き出した。



.

[*前へ][次へ#]

5/10ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!