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私は、神社の神主と巫女の間に生まれた。

幼い頃から、巫女になって両親の後を継ぐのが夢だった。

両親と兄の隼人と私の4人家族で、仲睦まじく暮らしていた。



学校では、沢山の友達と話に花を咲かせ、その中でも中心に立っているのが好きだった。



ユウとキスをした事もあった。

その意味を知らなかった私が周りに押されて、だが。

訳も判らず周りに言われるがままにしてしまったが、あの時のユウの顔は面白かった!

男友達に羽交い締めにされて、顔を真っ赤にして。



でも、ある時、引っ越してしまった。

その引っ越したという事は分かる。

しかし、どうして引っ越したのか、どこへ引っ越したのか、それに引っ越した日についてをどうしても思い出せない。



それでも、よかった。

色んな記憶が戻ってきてくれたから。




私の大切な記憶…。


もう、絶対に離さない。


無くしたりなんか、しない。



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あきゅろす。
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