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教団に来てから、2年の月日が流れた。
「香奈〜!!
ちょっと手伝ってくれないか!?」
「リーバー班長…。
別に良いですけど、その代わりに何かご褒美くれます?」
「(そうきたか…)
愛情ならいっぱいくれてやる!」
「あははははっ!
いいですよ、手伝っても。
リーバー班長の愛情はいりませんけどね」
「ひっどいなぁ〜。
じゃ、そこの書類片付けてくれるか?
書庫室に入れるつもりなんだが」
はぁーい、と言って運んでいく香奈。
その後ろ姿をじっと見つめるリーバー班長。
(よく笑うようになったなぁ…)
「リーバー班長?」
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