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小部屋。(短編)
天体観測。-プラネタリウム-
お題提供は友人。元ネタ?は学校祭のテーマ。

現在、管理人の通う校内で「天体観測」をテーマに、劇の脚本を募集中のようですが…絶対に公開・提供できないのでここで発散します。











暗い半球状のドームいっぱいに瞬く人工の星。
それらは、都会の排気とネオンでいっぱいの空よりも遙かに美しく煌いている。
とは言っても、和紗と有理は余程の都会に住んでいるわけではないので、満天の星もそれなりに見慣れている。


が、しかし、恋人と見る星は特別らしい。



「ねぇ、和紗…来て良かったでしょ?」

有理の無意識に甘ったれたような声が、和紗の耳元で囁く。

「うん。キレー」

「だろっ!やっ…」

和紗は不意のキスで言葉を遮ると、こう続けた。

「有理が、綺麗。」

「っな、に言ってんだよっ…星が、だろっ…」

くっついてくる和紗を弱く押し離しながら小声で反論するが、

「星も綺麗だよ?でも、有理のが……な。」

と、他意のない笑顔で念押しされると、ぐぅ、と言葉が詰まってしまうのだった。

「お…俺は…和紗のが、綺麗だと思うよ?」

有理が途切れ途切れに呟くと、和紗はきちんと拾って会話を繋げる。

「ありがと、もっと近くで見たい?」

近づいてくる端正な顔に、小さな心臓の心拍数が上がる。

「えぇぇ遠慮しとくっ…星、星見よっ!」

「しょうがないなぁ。」

仕方なさげに椅子に座りなおす和紗に一安心したのも束の間、有理の細腰に筋肉質な手が伸びてくる。

「なっ………」

「いいだろ、このくらい。落ち着かない?」

「ん……いいよ…別に。」

有理は素っ気無く答えながら、和紗の手に自分の手を重ね、温かな肩に身を委ねた。




◇ひとだんらく◇




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あきゅろす。
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