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〜hot chocolate〜
11
「…っく…はっ…」

充分、塗り込むと、指を抜き取った。そして、足元に置いたカバンから、ローターを取り出した。

「さあ、少し、待ってね」

ローターを手に、祐輔の傍らに立って、祐輔を見下ろす。

「何、言ってやがる!」

「まあまあ、落ち着いて。リラックスして、待ってて」

祐輔が喚く。

「…何、見てんだよ!解けよ!」

「……」

無言で、全身を見下ろしたまま、待つ。

「……」

ねっとりと身体に絡み付かせるように、視線を這わす。

「……」

「解け!解けよ!」

じっくりと観察する。

「……」

「―――っ!?」

祐輔が息を飲んだ。

「ハァ…ハァ…」

祐輔の息が上がり、肌が湯上がりのように、ほんのり色付いてきた。

「…な…んだ…よ…!?」

口許が緩むのを、抑え切れない。固く尖った乳首に、フッと息を吹き掛けた。

「はぅっ…!」

ビクッと身体が跳ねる。

「…ようやく、効いてきたみたいだね」

「…な…に…?」

「アレは、効果は凄いんだけど、遅効性でね。その分、長く楽しめるよ。それに、多めに塗っておいたから」

―――ゆらり…

「嗚呼、“キタね”…」

ふわりと、香りが立ち上ってきた。

(ああ、素晴らしい)

深呼吸する。

「…何…が…?」

祐輔は蕩けた、しかも、やはり何もわかっていないという表情だ。

「本当にわかってないんだね。でも、身体の方はどうだい?」

玩具を蕾に宛がうと、ゆっくりと挿入した。

「ひっ…あ!」

ズブズブとナカまで押し込む。ローションのおかげか、祐輔のアナルはつるりと玩具を飲み込んだ。

「んあ!」

中程まで押し込むと、

カチリ

電源を入れた。

「あああ!」

ブブブ…と低い音を立てて玩具がナカで振動する。

「ぁ…あ…んっ!」

ローターはちょうどイイトコロに位置させている。振動が前立腺を刺激している事だろう。みるみる、祐輔のペニスが勃起していく。

「あああ!」

ヴヴヴ…

胎内から振動の音がする。

「イ…ヤ…アアア!」

“薬”の効果も加わっているのだろう、祐輔はローターによる前立腺への刺激で、瞬く間に射精してしまった。

「あっ………」

腹の上に白濁が散る。イって、強張っていた祐輔の身体から、クタリと力が抜けていった。が、ナカのローターは震え続け、刺激を与え続けている。

「もぅ…ヤ…ダ…」

そういうと、つう…と祐輔の涙が溢れ落ちた。

「何を言ってるんだい。これからじゃないか」

そう言うと、足元のカバンから、今度は立派な男根を模した玩具を取り出した。

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あきゅろす。
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