[携帯モード] [URL送信]

〜hot chocolate〜
13.
「…っ?」

ヒリ…と今までに感じた事のない、感覚が広がる。

「…っ…!…ぅん…!」

―――何だ、コレ…?…何か、ヘン…だ…。
時々、その一点を掠りながら、グチュグチュと掻き回され、少しずつ、息が上がっていく。

「…は…っ、……は…ぁっ…」

グチ…グチュッ……。

「んっ……はっ…はぁっ…」

すっかり祐輔の呼吸を乱したを見、堂本の指がゆっくりと抜けていく。

「…ん…」



ハアハアと肩で息をする祐輔に、堂本が告げた。

「力、抜けよ…」

尻臀に両手が添えられ、左右に、開かれる。入口に熱い何かを押し当てられたのを感じた瞬間、

「…んぎっぃぃぃ!」

後孔に痛みが走った。

ミリミリッ…という音が身体の中から聞こえる気がする。
本来、排泄器官であるはずの場所に、これまでとは違う、何かが侵入しようとしている。

―――まさか!

「力、抜け!」

―――む、り…!
痛みと恐怖で、固く締め付け、ソレを拒む。

「う……、あ…!…いっ、…た…い!」

息を継ぐ間を狙って、侵入を開始する。

―――この、熱さ、硬さ、太さ……。

「ん…ぐ、ぁ…!」

一番、太い箇所を過ぎ、ズブズブと進んでくる。

―――入れられ…た。
許容量を越えた状況に、一瞬、何もかもがフリーズしてしまった。
が、堂本は更なる動きに出る。


…ズ……。

今度は、排泄感に似た感覚が襲ってきた。

「…は…ぁ……」

かと、思ったのも束の間、

……ぐ…。

「……ん…ぁ…」

また、中に押し入ってくる。

堂本の動きと共に、頭も動きだした。

―――ヤラれ、る…。
ヤラれる!ヤラれてしまう!

「うあああ!イヤだ、イヤだぁ!ヤメ…止めろ!」

声を上げ、身を捩り、抵抗を示す。

「イッ…てぇ、な!」

堂本を今まで以上に、キツく締め付けてしまったのか、堂本は祐輔の中から自身を引き抜くと、

「…うるせぇんだよ!」

一喝し、萎えきった祐輔のモノを掴んだ。
潰すかのように握り締められ、

「いっあ゛ああ…!」

悲鳴を上げる。

耳元で堂本の唸る声がする。

「痛い目に遭いたいか?」

呼吸が止まる。

「握り潰されたいか?」

ギリ…と、握られた手に力が込められる。

―――痛い!イタイ!潰れるっ!
声も出せず、ボロボロと涙を溢しながら、ブンブンと首を振る。

「大人しく、してろよ?」

こくこくと頷く。ぼろぼろと涙が零れる。

「黙って、大人しくしてろ」

堂本が、言い含めるように、告げる。

「わかったな?」

―――わかった、わかったから!
もう、ただ頷くしか出来ない。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!