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〜hot chocolate〜
4.
これから、どうなってしまうのか…。
バクバクと心臓の音が大きくなって、また、話し声が遠ざかっていく。

何か気に障ったのだろうか?
とにかく、謝ってみるのはどうだろう?

ぐるぐると考えを巡らせていると…。

突然、現実に引き戻された。
堂本に、相田に捕まれているのとは反対の腕を取られ、床に投げ出される。

「ぎゃっ」

身体を起こす間もなく今度は、髪を掴まれ、引き摺られる。

髪を掴んだまま、堂本は椅子を引き寄せると、腰を降ろした。

噂は伊達じゃない。堂々と、威光を放つ堂本と、床に這う自分。

従える者と、従う者―――。

まるで、王の足元に跪き、命令が下されるのを待つ家来になった気分だ…。

何が始まるのか…。

口がカラカラに乾く。

頭上から声がかかる。

「…おい、シャブれ」

「…は…?」

「フェラチオだよ、フェ・ラ・チ・オ。さっさとしろよ」

―――フェ…ラ、チオ?
…って…?
身体も思考もフリーズしてしまった。

「…ひいっ…」

髪が引っぱられ、股間の目の前に導かれる。

それでも何かの間違いかと思ってみる。
本気…なんだろうか…。
そんな事を考えていると、

「!…ぅぐっ!」

下っ腹に痛みが走った。どうやら、蹴られたようだ。鍛えてもいない腹筋に、油断も加わり、衝撃はかなりのものに感じられた。頭を固定され、痛みに身体を折る事も出来ない。

「早く、しろ」

震える手で、制服のズボンのジッパーに手をかける。手間取りながらも、下着から取り出したものの…。

―――コレって…。
自分のモノとは、違う。コレと比べれば、自分のモノはまるで子供のようだ。
色も大きさも形も…。

「何度も言わせんじゃねぇ」

と、手綱を引くように、またぐいっと髪を引かれ促されて、手を添え、口を付けた。
先端を含むと、口いっぱいに、牡の臭いが広がる。
ゴムのような質感だが、それにはない熱さと存在感。こんな事を強いられる屈辱と、それに従う自分の情けなさに涙が滲む。

「歯、立てるんじゃねぇぞ」

口内に、半分程、銜えただけで、いっぱいになってしまう。

「おい、もっと気合い入れてシャブれよ」

髪を掴んだ手に力が込められ、頭皮がひきつって痛んだ。
ちろちろと舌を動かし始めた。

「てめぇ、わかんねぇのかよ?自分が、舐められてヨカッタようにやってみろよ」

「あー、それは無理な注文じゃない?だって、ドーテイっぽいもん」

少し離れたところから相田の声が聞こえる。



「…この、下手くそが」

両手で頭を掴まれ、口内に一気に侵入してきた。

「…んぐっ!」

頭を前後に動かされ、抜き差しを繰り返される。
息が苦しい。
飲み込みきれない唾液が、唇の端から溢れ伝っていく。
しかし、堂本に容赦はなく、ガツガツと動かされる。

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あきゅろす。
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