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〜hot chocolate〜
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せっかく、安寿子を勧めようとしたのに、堂本には断られてしまった。
それどころか、家に押し掛けられ、また、犯されてしまった。
しかし、まだ、相田がいる。せめて、相田だけでも片付けたい。

『先輩に、お話があるんですけど、イイですか?』

相田にメールを送った。

『なぁに?デートのお誘いならいつでもOK!』

と、すぐに、チカチカと絵文字の踊るメールが返ってきた。

『友達の女の子に、先輩を紹介してくれって頼まれたんですけど』

と返す。(安寿子は友達ではないが、面倒臭いのでそういう事にしておいた)

また、すぐに返信があった。今度は、絵文字は踊っていなかった。

『可愛い?』

『もちろん、可愛いです!』

と返す。

『そっか、じゃあ会ってみようかな』

返ってきた文字のみのメールに、ぱあっと視界が明るくなるのを感じた。

(相田の気が変わらないうちに―――)

早速、安寿子のアドレスを送信した―――。

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