[携帯モード] [URL送信]


【APH】-切ない片思い-【仏→英→米】
今日もアルに馬鹿にされた。
今日もアルに抱きつかせてくれなかった。
今日もアルに大好きって言ったのに無視された。

・・・俺,もしかして嫌われてる?





「だーかーらっ!そんな事ないってーあいつなりの愛情表現だよ」


フランシスはこんな事いうけど,あの馬鹿はどーだか。
やっぱりあのアホにとって俺は都合の良い「兄」でしかないのかなあ・・・


「・・・アルの事ばっかり考えちゃって。お兄さんさびしいーなー」


「フランシス,ちょっとうるさいぞ。黙れ」


「あーら,俺が気を使って飲みに誘ってやってあげたのにそんな事いっちゃうんだ〜」


「・・・」


俺がアルに片思いの事を知っているのはフランシスだけ。
アルにアタックしては砕け散る俺の恋をいつも励ましてくれる。
フランシスは毎度の用に俺に構ってくれるお節介やろう。
どんだけ世話するのが好きなんだ。
・・・有難う。


「って触るなフランシス」


酔ってるからかただの変体かは知らないが,フランシスが俺の腰に手を回してきた。
その手を振り払うとムッとした顔で次は抱きついてきた。


「調子乗りすぎだぞ,目を覚ませフランシス」

「・・・俺はいつでも正気だよーん」


・・・正気じゃない,絶対こいつ正気じゃない。
てか重いぞフランシス,邪魔だ。
離れようとしてもフランシスにがっちりつかまれて離れられない。
こんなに力つよかったっけ?フランシスって。




何も出来ずに固まっていたらフランシスが俺の顎をあげて,何故かフランシスと俺が間近で見詰め合う状態になってしまった。
あーこいつって意外とまつげ長いんだなあー・・てか髭そればそれなりのイケメンなんじゃねーか?

とか思っていたらばーかって言って離してくれた。
・・・意味わからん,何がしたいんだこいつは。

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!