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夢小説 OP
お前に告った奴、連れてこい


「名前さんが…好きです。」


呆然とした。

あまりしゃべったことのない男子から突然の告白。

そして生まれてはじめてされた、まともな、まともな告白。

素直に嬉しいがその場でお断りした。

私には天上天下唯我独尊俺様何様ロー様という交際相手がいるのだ。

相手にごめんなさいと一言だけ伝え、私はその場を逃げ出した。
もし、あのロー様が見ていたら私も彼もなにをされるか考えただけでも震えが止まらない。

しかし告白というのはうれしいもので、にやけていそうだな…
廊下を歩き、あと少しで教室というところで壁にもたれ掛かり腕を組んでこちらを見ている人物がいた。

「キッドくん…」

「よぉ名前、待ってたぜ。教科書貸せ」

「相変わらず上から目線ね…」

「告白されたらしいな」

教科書を探しにいこうと教室に入りかけた時、キッドの言葉に勢いよく振り返り相手の口を自らの手でふさいだ。


「な、なんでそれを?」

「っ…まず放せ…見掛けたんだよ。お前探してたときにな」

「ろ、ローには…」

「言ってね…」

「俺がなんだって?名前…」

ユースタス屋といちゃつくなんていい度胸だなと黒い笑みを見せながら二人に近づくとにっこり…普段決して見せない笑みを浮かべた


「誰だ?」

「え、なにが?」

「人のモンに手ぇ出した馬鹿がだ」

「し、知らな…」

「知らなくてもいい、さっさと連れてこい」






あいつに告った奴連れてこい


(隣のクラスの高橋だ)(へぇ…俺が直々に会いにいってやるか)(ちょ、やめなよ!)(他人の心配できる立場じゃねぇだろ。名前も覚悟しとけよ)(こ、こわっ…)







お題みた瞬間にローが頭ををよぎりましたwww

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