抗いし定め
3
一護は次々と現れる下っ端の死神に青筋を浮かべる。
「何でオレが…。」
斬月を使うにはもったいなかったので、一護は白打と鬼道を使い死神を倒していく。
「こんな奴らの相手をしてるんだよっ!」
荒れた一護は気づいていない、倒れている連中の中に一角と弓親がいた事に。
一護は相手を確認せず攻撃をしているので、色々と見落としているのだが、それでも、一回目の時には重要だが、二回目ではあまり重要ではないので、彼女はスルーしていた。
「おいっ!」
赤パインが一護を呼び止めようとするが、一護は鬼のような形相で振り返る。
「うざいっ!」
「うぎゃああああっ!」
青い炎が恋次を焼き尽くす。
そして、一護は真っ直ぐに走り出す。
一護は必死になりすぎており、自分がルキアの元ではなく別の場所に向かって走っている事に気づいていない。
彼女は追われる身になり、ついつい昔の癖が出てしまったのだ。
彼女は前の人生で死神たちに追われ続け、そして、ある場所に逃げ込んでいた。その癖が今の彼女に出ているのだが、怒りの中にいる一護はその事に全く気付いていなかった。
「あああああああああああっ!うざああああああああああああああいいいいっ!」
いつの間にか夜一が消えている事に一護は気づく事なく、彼女は手加減をしながら死神を倒していった。
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