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セブンス・リート


聖歌都市ルクスフォニア直属である、歌い手のための養成学校だ。
10年前に政権交代が行われ、それまで研究のためだけに使われていた城が、聖なる歌の継承者たる歌い手を養成すべく、10歳以上の若者に門戸を開いたのが始まりである。

新王は自らを「歌主(かしゅ)」と呼び、「歌至上主義政策」を実行した。
歌手・俳優・踊り子…歌に限らず、芸術活動に携わる人々は重んじられ、国から特別な待遇を受けられる。反対に、歌えないもの、芸術的才能を持たない者は闇の中へと堕ちていく。

「歌至上主義」。
10年間で培われたオルクラクスの実態を一言で表す言葉だ。

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