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火黒
Merry Christmas

  クリスマスの日、火神の家にいつものようにお邪魔し2人でクリスマスツリーを飾っていた。

黒「これ、どうしたんですか?」

火「アメリカからこっちに来るときに持ってきたやつ
だぜ。まぁ最近まで出してなかったがな」

黒「そうなんですか!こんなに綺麗なのに」

黒子の目の前にあるリビングの一部を埋めるくらいのツリー

火「綺麗だけどよ、これ1人で作るのはちょっとな」

黒「そうですね」

返事を返した黒子はまたツリーに目を奪われていた。

時間を忘れツリーに夢中の黒子に火神はホットミルクを作り隣に座った。

火「そんなにおもしれぇか?」

黒「そうですね、僕の家のは小さいですしこんなに飾りがあるとは思いませんでした」

火「じゃあ来年も出すか!」

黒「それなら、桜井くんもよんでいいですか?」

双子のように似ている2人は相変わらずというか前よりも仲良くなっていたらしく最近ではよく会っているらしい。

黒子の頭をポンポンと撫で「おう」とだけ言った。

それに目をつむり気持ちよさそうにする黒子にキスをした。

黒「ところで今日はどうしますか?」

火「特に用事はねぇけど何かすっか!」

黒「バスケと言いたいところですけどこの雪では無理ですね・・・」

先ほどまで自分だけを映していた水色の瞳が外を向き外に降っている雪と隣にある大きなツリーがいつも以上に恋人を可愛く見せた。

黒「火神くん?」

そのままにしておくと今降っている雪と一緒に解けそうに思え抱きしめた。

火「ちょっとだけ・・・」

黒「・・・はい」

黒子は体の力を緩め火神に身を任せた。

甘い香りが漂ってきたため自分が寝てしまったことに気づいた。

黒「・・・火神くん?」

火「よお、起きたか?」

黒「僕、いつの間に寝ていたんでしょうか」

火「割と早かったぜ」

黒子がそのまま寝てしまったため火神がベットまで運んでくれていた。

明るかった外は暗くなっていてツリーにライトがつき、昼とは違う魅力をただよわせていた。

火「メシにすっか?」

黒「はい!」

火神が1人で作ったとは思えないほどの料理を食べ、風呂に入った。


 次の朝、火神が朝食のためにキッチンへ向かう時ツリーの電気を消し忘れている事に気づいた。

火「そういや、今年は置いてたんだっけ」

1年前と違う自分に喜びを感じながらスイッチを切ったところで昨日の夜までは無かったものが置いてあった。

火「??」

水色の包みに赤いリボンでメッセージカードには”メリークリスマス火神くん”黒子からのプレゼントだった。

すると後ろから抱きつかれ驚いたがそれをするのも1人からしかおらずまた嬉しくなりまわされた手に触れた

黒「おはようございます、火神くん」

火「おはよ黒子」

振り向き目覚めのキスを

火「プレゼントありがとうな!」

黒「はい、僕もありがとうございます」

そう言って腕を広げた黒子

火「あけてもいいか?」

黒「はい」

リボンを解き包みを破くと中には黒いマフラーが入っ
ていた。

最近桜井と遊ぶことが多かったり泊まっていたのはコレを作るためだったのだ。

マフラーを持ったまま黒子に抱きついた。

火「ありがとう黒子」

黒「すいません、少し変なところもあるんです」

火「べつに気にしねぇよ」

黒「そうですか?来年はもう少し頑張ります」

ありがとうの変わりにキスを1つ

火神からのプレゼントは部屋で着られるパーカー

黒子からのプレゼントは少し歪だが愛のこもった黒いマフラー

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あきゅろす。
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